「オワッタ・・」
うちの外壁に集まってきている蜂を確認して、刹那の瞬間で抱いた感情。
蜂が怖いというのを通り越して「めんどくさっ!」とも思ってしまった。
どう見ても、すぐには解決しそうになかったから。
田舎暮らしをして10年で、たいていの自然発生的なトラブルには慣れていたけれど、とうとうやってきた。
蜂の巣駆除の戦いが!
【蜂の恐怖体験】蜂の巣を作り始めた事に気づいた!
蜂の恐怖体験の始まりは、別に襲われた訳でもなく、驚かされた訳でもない。
ただ、巣を作り始めた気配を知った時、不気味で恐ろしかった。
蜂がよく軒下を飛んでいた
玄関から出たり、庭仕事をしていると蜂が飛んでいるのを見かけてきた。
それはもう4月から見ていた。
毎年そういうものだし、「蜂だ!うわー!」とかはならない。
自然が多いところで暮らしているし、いて当たり前。
蜂の巣を作り始めていないかパトロール開始
とは言うものの、蜂の巣を作り始めていないかパトロール開始。
これは僕の儀式みたいなもので、念のために母屋をグルッと一周回るのがいつものクセ。
蜂の巣と言えば「軒下」
過去、見つけてきた蜂の巣は、ゴルフボールくらいの大きさのものばかりだったので、いつも、はたいて落としていた。
だから軒下には目が届いていたハズだった。
蜂が外壁に数匹集まっているのを確認
最悪だ😫
ついに蜂の巣作られたかも。
今まで小さな巣で届く範囲は壊してきたけど、今回の個所は確認できない所💦
しかも、10m隣りの寺の建物の隙間にも、頻繁に出入りしてる。
引っ越しか同時か🤔
せめて出て行く方の引っ越しであって欲しいけど、どちらにせよ、隣りやしな。
オワタ😑 pic.twitter.com/IYSCG6v3Jt
— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) August 15, 2021
しかし今回は違った。
蜂が外壁に数匹集まっているのを確認。
しかも一番低い母屋の軒下ではなく、一段上の下屋(げや)の破風板(はふいた)の死角。
なので正確に言うと「軒下」ではなく、妻側(つまがわ)になる。
直接、目視で確認するには高く、また暗くてよく見えない所に蜂が集まっているようだった。
蜂の巣を作りに来るのはどんな蜂?
ところで民家などに蜂の巣を作りにくる蜂は、どんな種類が多いのか?
僕も飛んでいる蜂を観察しあれこれ調べてみた。
すると「キイロスズメバチ」と判明。
なかなか最悪なり。
ヤバイ度 | |
---|---|
イケイケの時期 | 5月〜11月 |
プロポーション | 女王蜂で4~5cm、働き蜂で3~4cm |
豪邸を作る場所 | 土中や木の根元 |
明日から自慢話 | 『キラービー』の異名で殺人バチと呼ばれる。 |
ヤバイ度 | |
---|---|
イケイケの時期 | 5月〜11月 |
プロポーション | 女王蜂で2.5~3cm、働き蜂で1.8~2.5cm |
豪邸を作る場所 | 雨に濡れない軒下、屋根裏、外壁の隙間 |
明日から自慢話 | 地方名では『アカバチ』『カメバチ』とも呼ばれる |
ヤバイ度 | |
---|---|
イケイケの時期 | 4月~10月 |
プロポーション | 女王蜂で2.5cm、働き蜂で2cmほど |
豪邸を作る場所 | 軒下やベランダ、木の枝。10cm程度のシャワーヘッド型。 |
明日から自慢話 | 長い足を下げて飛行する |
蜂は黒い服装や香水・化粧の匂いに敏感で近寄ってくる。
黒い服=蜂の巣を食べに来た天敵の熊の毛の色=攻撃!
公式があるのにびっくりだ。
【蜂の恐怖体験】巣を作り始めたと確信し行動を起こす
蜂が巣を作り始めたと確信しましたが、「最悪だ!まぁ、でもなんとか自分でできるでしょ」とも思った。
さすがに何もしない訳には行かないので即行動。
近所の子供もよく通る道路のすぐ近くなので、対応が必須だった。
蜂の巣の状態を確認してみる
まずは蜂の巣の状態を確認。
大きさは?蜂の数は?どんな形で外壁にできているのか?
脚立を持ってきて伸ばし、恐る恐る登って目視確認を決行!
結果・・、無理だった。
脚立上から2mほど先で、しかも頭よりもまだ高い位置の暗所・・。
しかも、顔の高さを蜂が警戒して飛び回っており、脚立の上では逃げられない。
だから断念!
蜂の巣を自分で駆除できないか考えてみた
お金も時間もかけたくないので、とっとと蜂の巣を自分で駆除できないか考えてみた。
この2つを考えたけれど、①は結局脚立の上からの作業になるので、向かって来られたら逃げられない。
②はそもそも巣の大きさや形が目視できないので、もし大量の蜂が出てきたら惨事に。
なので「蜂の巣を自分で駆除」は、今回は厳しいという判断に行き着いた。
今回の蜂の駆除がややこしい理由
実は今回の蜂の駆除や対応がややこしい理由が。
うちの外壁だけじゃなく、10m隣のお寺の屋根にもキイロスズメバチが集合!
しかも、高さ4mほどのところで隙間から出入りしていた。
つまり、至近距離で2カ所に蜂が集まっている事態に・・。
どちらか一方を駆除しただけでは意味が無いのは、素人の僕でも悟った。
【蜂の恐怖体験】駆除業者に依頼
蜂の巣の全貌が分かっても恐怖だけど、“何も分からない”という状態も、それはそれで恐怖。
寺の管理人と相談し、駆除業者に頼ることに。
もうプロに任せるしか道はなし!
蜂の駆除業者の探し方
今回の蜂の駆除業者の探し方は2つあった。
地元のおっちゃんである管理人さんは、こういう時は独自のネットワークを持っているハズだと思い相談してみた。
なので②を選択することに。
案の定、すぐに業者を探すことができスピード解決だった。
田舎暮らしの移住者が、このような事態になった場合は地元民の情報網に頼るのが確実。
情報網やネットワークがなければ、ネット検索の蜂の駆除業者に頼ろう。
蜂の駆除業者の下見、見積もり開始
蜂の駆除業者は連絡してから2時間ほどで到着し、さっそく下見と同時に見積もりも開始。
なんと午前と午後で、すでに3軒の蜂の駆除をこなしてきた!
トラックには長ハシゴ、防護服、スプレー、大工道具が積まれており、すぐにでも戦える状態で頼もしかった。
【蜂の恐怖体験】蜂の巣の駆除開始、いきなり急展開に!
蜂の恐怖体験は続く。
実は、蜂の巣の駆除開始するといきなり急展開が!
それは最初の下見の時に分かってしまった。
蜂の巣を作り始めていなかった
蜂の駆除業者の下見で分かったのは、我が家の外壁にたかっていた蜂は、蜂の巣を作り始めていたのではなく、すでに作られている巣に出入りしているという事実。
つまり、とっくの昔に巣は作られていて、気がついたのが今回だったということ。
奴らは外壁から侵入していた。
え?どこにって?それは・・。
蜂は外壁の隙間から屋根裏に侵入
蜂は外壁の隙間から屋根裏に侵入していた。
ホンマ、最悪。
土壁と漆喰の外壁ではどうしてもいつの間にか隙間が空いてしまう。
そこをキイロスズメバチに気づかれた。
この時点で駆除費用の見積もりは¥25,000円に。
ん?高いって?
個人的には安いと思った、なぜならこの後の戦いと成果が凄かったから!
蜂はすでに巣を作っていた!
そして蜂駆除業者さんからの衝撃的な一言。
何度目の「オワタ・・」発言か。
巣を作り始めるために屋根裏に侵入しているのではなく、もうヤツらの雨風しのげる豪邸は完成していた。
そして、隣の寺の屋根にたかっているのは、“うちの巣から出た蜂”が餌となる小さな虫を探しに集まっているということも判明。
お寺の管理人さん、ごめんよ。
うちの蜂がご迷惑をおかけしております、ペコリ・・。
スズメバチの巣作り期間は4月~6月と言われており、冬眠から目覚めた女王バチが、せっせと春先から作り始めるとのこと。
パトロールは春先に全集中しないとね!(教訓)
【蜂の恐怖体験】屋根裏の蜂の巣の駆除は壮絶だった
結果、屋根裏の蜂の巣の駆除は壮絶だった。
生々しい緊迫した業者さんのやりとりを、壁一枚隣りで聞いていたから。
いくら蜂の巣駆除の防護服を着ているからといって、どれだけ蜂が潜んでいるのか分からない所に攻め込めるのは、本当にすごい精神だと思った。
蜂が侵入している屋根裏のある部屋を特定
蜂が侵入している屋根裏は、妻と子供が寝ている部屋の真上。
ゾッとする。
いったい、いつから・・?
天井の板一枚隔てて、蜂と生活していたようなもんだ。
駆除業者が押し入れから特攻!
持参していたジグソーで天井板をカットするのだけれど、開けた瞬間から蜂が襲ってきたら、部屋中に流れ込んできてしまう。
押し入れの一区画だけビニールでカーテンを作り密室に。
そこから、完全防備の防護服と駆除スプレー、袋と網を持った2名の猛者が屋根裏にDIVE!
僕の至近距離での観察はここで終了。
危ないので部屋の外に。
あとは業者さんの声や天井から響いてくる作業音で、緊迫した状況が伝わってきた。
【こっこ家蜂問題🐝】
調査の結果、最悪の事態に。
外壁の漆喰壁の小さな穴から屋根裏に侵入。
しかも、妻と子供の寝室。
押し入れに侵入口を開けて、業者さんが特攻していく生々しい音声をどうぞ。
屋根裏に巣が2つもあるらしい😭#蜂駆除#田舎暮らし pic.twitter.com/1TKvFQIYd8
— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) August 16, 2021
蜂の巣の撤去、まさかの!
ついに蜂の巣は撤去されたけど、なんとまさかのデカいのが3個!!
しかも、天井裏は二段になっていたらしく、一段と二段目の大人が腹ばいで進める隙間に蜂の巣があった。
つまり、匍匐前進で2名が進み、狭い空間で飛び交う蜂と蜂の巣めがけてスプレーを噴射!
2個の大きな巣を網で取り、袋に回収。
【こっこ家の蜂問題🐝】
屋根裏には合計で3つの巣があり、2人がかりで侵入し撤去して貰いました👀
ずっと前からあり、たまたま昨日気づいただけでした。
つまりうちの家族は長い間、蜂の巣の真下で寝ていたことに😨
匍匐前進のスペースにあったらしく、難易度MAXだったと。#田舎暮らし#蜂駆除 pic.twitter.com/1si8TSz5ge
— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) August 16, 2021
3個目は抜け殻状態で、昔に作られたものだと分かりその場で破壊。
想像できますか?
狭い空間で寝そべって、身動きが取れない状態で、顔の前に飛び交う蜂にスプレー・・。
もちろん自分も吸い込んでしまう。
2名ともマジで10分くらい、むせ続け押し入れから脱出。
すぐに屋外へとヘトヘトになりながら、出て行き座り込みました。
ホンマ、なんか、ごめんなさい・・。
【蜂の恐怖体験】蜂の巣の駆除後の様子
なんか蜂の恐怖体験って、駆除してくれた業者さんの壮絶な姿だけでお腹いっぱい。
自分じゃなくても、ビシビシ伝わってきて怖い。
駆除業者は死にかけ
蜂の巣の駆除の際、顔面近くでスプレーを噴射し続けたので、いくら防護服とマスクをしていても吸ってしまうのが常。
体が自由に動く屋外や、広い空間があれば距離も保ちながら駆除できるけれど、屋根裏の腹ばいスペースは自爆必至。
出てきた2名は真っ青な顔で座り込み、水を飲んでは吐き出していた。
部屋を元に戻し、換気
落ち着いたところで、押し入れのジグソーで開けた穴を板で元通りに塞いでくれて、部屋の作業は完了。
駆除スプレーの残香もあるので、丸一日は換気することに。
戸を網戸にして外気を入れ、空気清浄機も使いフル稼働。
残り蜂がさまよい続けるのでまだ危険
一方、屋外はまだ残り蜂がさまよい続けてまだ危険な状態。
相変わらず、外壁にもお寺にも集まってきたけど、発見時よりかは数も減り終わりが見えてきた。
最後は、業者さんが外壁に上りコーキング材でしっかり侵入口を塞ぎ、屋根裏を完全封鎖。
屋根裏から巣を撤去し、殺虫剤を散布して、押し入れに開けた入り口を塞ぐ。
外にでて、外壁の小さな蜂の穴をコーキングで塞ぎ完了❗️
これでもう、我が家の屋根裏には入ってこれません😌
そして、気になる料金は・・。
田舎の繋がり料金で激安でした😭😭
皆さん、優しすぎる😭😭#蜂駆除 pic.twitter.com/nTGcEEgYBi
— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) August 16, 2021
お寺の屋根も蜂が出入りしていた箇所にスプレーをして、こちらもコーキングで穴を塞ぎ終了。
【蜂の恐怖体験】蜂の巣の駆除をやってみて分かったこと
こうして、怒濤の”蜂の日”が終了。
蜂の恐怖に怯えビビり、駆除業者を呼んで対応をお願いしてみて、いろいろ分かったことがあった。
中途半端な素人には頼まないこと
「中途半端な素人には頼まないこと」って、とても大事だと実感した。
もちろん自分も含めて。
お寺の管理人さんは自分で駆除した経験があり、今回もやりたそうにしていましたが、どこまでいっても素人。
装備も充実していないし、高所作業は危険。
それに本当に蜂の巣を完璧に駆除できる保証もないし、あとあと文句も言いにくい。
刺されるリスク=命の危険。装備は重要
蜂に刺されると痛いのは誰でも分かるけれど、アナフィラキシーショックで命の危険が自分に起こるなんてことは、意外にみんな想像しない。
「ニュースで見る、運の悪い人の話でしょ」
こんな軽い認識。
今回、プロの蜂駆除業者を見て、装備の充実と徹底したディフェンスは、駆除の成功率と安全性をしっかりと物語っていた。
結局、中途半端な素人と中途半端な装備が一番危ない。
防護服は安くても5万くらいするし、冷却ファンとか付くと8万から10万ほどに。
駆除業者に頼んだ方がマシ。
蜂の駆除業者のスピードが重要
最後に、蜂駆除業者のスピード感は重要だと学んだ。
呼んですぐに来てくれる。
作業スピードも速く、段取りがうまい。
仲間と連携が取れていて、片付けもきちんとできる。
子供が近くにいたらなおさら。
下見や見積もりに即日来てくれると、めっちゃくちゃ助かる。
そんな蜂の巣の駆除業者は魅力的といえるね。
失敗しない蜂の駆除業者、3つの見分け方
今回、実際に蜂の巣の駆除業者を利用し、業者さんとも話をしていろいろと勉強になった。
- 現場に速く来てくれる
- 料金の仕組みが複雑でない
- プロであること
だいたい蜂で困っている時は、大きな巣ができてしまっていたり、生活圏に蜂が入り込んできたりと、家主が困っている時。
スピード解決がめちゃくちゃ重要。
そして下見して見積もりを説明する時の、分かりやすさと料金の仕組み。
後付けで、ウダウダと追加料金を言われるのは最悪。
出張費+作業費用+材料費でまとめてスッキリ!が分かりやすい。
作業前に説明せずに駆除してから、「〇万円です!」などの後出しじゃんけんはセコい。
スピードも、段取りも、徹底した駆除や装備も”プロ”として意識しているか?
蜂の巣の駆除業者に依頼する時は、そのあたりを見比べてみては。
今回は管理人さんの知り合いの地元の蜂駆除業者。
- 押し入れから特攻
- 大工仕事で穴も元通り
- 屋根裏で作業
- 蜂の巣を3個撤去
- 蜂の駆除
- 1時間半
これでまとめて¥25,000円だった。
【3つの条件に当てはまる】おすすめの蜂駆除業者
【ハチ110番】
相談 | 24時間365日受付可能 |
---|---|
申し込み方法 | 電話(無料)、ネットから |
駆除作業員 | 加盟店業者、スピード駆けつけ(全国) |
調査 | 基本無料の実地調査と見積もり |
料金 | 見積もり後の追加料金はなし。 スズメバチ駆除は¥11,000(税込)から。 アシナガバチ駆除は¥8,800(税込)から。 ミツバチ駆除は¥11,000(税込)から。 |
\もう少し知りたい!/
【害獣・害虫駆除専門業者「ホームレスキュー」】
相談 | 8:00-19:00 |
---|---|
申し込み方法 | 電話(無料)、ネットから |
駆除作業員 | 自社社員が請け負う(関東・中部・関西一円対応) |
調査 | 無料の実地調査と見積もり |
料金 | 見積もり後の追加料金はなし。 ハチ全般駆除は¥8,000(税込)から。 清掃・殺菌・侵入口の封鎖は別途見積もり |
\もう少し知りたい!/
蜂の駆除は¥8,000円(税込)が相場かもしれなけど、気をつけてほしい。
「~“から”」が付いているよね。
申し込んで無料の調査をしてもらうと、きっともっと高くなるはず。
うちの内容と料金を参考に、落ち着いて比較してみて欲しい。
もし、あなたがいろんな駆除業者を比較して5万や10万と言われたら、絶対怪しい。
違う会社にすべき。
僕の経験が参考になりますように!!
では。
あなたは善し悪しの判断ができますか?
空き家見学の時に持参できる、
点検項目チェックリストと点検箇所を写真付きで解説!
\PDFファイル付き!/