DIYでがっつりやる鶏小屋の作り方の解説記事です。
基礎はブロック基礎を選択、その上に90mm(3寸角)の角材土台、柱・・、と乗っていきます。
今回はいよいよ鶏小屋のDIY作業、『ブロック基礎』編です!
いっしょにニワトリ泣かせましょ。
感動で。
前回は【長持ちするDIY!】鶏小屋の作り方<鶏の飼育環境を知る!編>で、鶏の快適な飼育環境を知り、「どこに、どう作るか?」のヒントを得ました。
- 一番最初に何をするのか?
- 基礎工事に必要なもの
- 基礎工事の手順
- 2m×2mのニワトリ小屋の作り方
- 田舎暮らし10年目のアラフォー
- 家はセルフリノベ、薪ストーブ、自然農法で田畑経験子供2人のパパ
- Twitterのフォロワーは3,800人
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【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:最初にやること
理由は2つ。
雪と台風にも耐えられる、しっかりとした基礎にしたかったから。
そして、獣害対策。
下から掘って浸入するイタチなどは脅威です。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:『根切り』
うちの予定の小屋の面積は2m×2mほど。
まずはブロックが並ぶ場所の四方を掘ります。
スコップとかクワで。
幅は300mmくらいで。
なるべく同じ深さになるように(後で調整可能です)
ブロックは190mmの高さがあるので、その辺を計算して、掘り堀りします。
僕の場合は、深さ200mmで、その中に砕石50mm、捨てコン30mmにしました。
なので、その上にブロックを置くと、地際から飛び出してる残りのコンクリブロックは理論上70mm。
理論上はね・・・。フッ。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:『砕石』
DIYでやる鶏小屋の作り方の要、ブロック基礎をしっかり支える為にも、掘った中に『砕石』をいれます。
最初はこぶしより一回り小さめの石。
そして親指くらいの石。
最後は砂利。
石同士のすき間を埋めていく感じです。
石はホームセンターで買う。
わが家は石だらけなので自家収集して運用。
タダだ。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:水平と直角を出す
基礎とは常に『水平と直角』が求められるから。
もー、むっちゃ嫌。
ホント、神経使う。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:『鎮圧』
ブロック基礎をしっかりと支える為に、砕石を敷いた部分は鬼の鎮圧をしよう。
それがDIYでやる鶏小屋の作り方の宿命だ。
鎮圧するには重たくて、設置箇所が平らな道具を用意する。
即席で作ろう、お金なんてかけたくない。
これでどつきまくる!
あなたが思ってる1.75倍ほど、四方の根切り底の砕石を鎮圧してくださいませ。
時折、水をまくと土が締り、さらに硬くなる。
筋トレだ!
ぬおおおっーーーーーー🔥
うおおおおおーーーーー🐟
ハァハァ
基礎はマジで嫌い。
地味過ぎ😇#田舎暮らし#鶏小屋#DIY pic.twitter.com/g9t3lQYM1Q— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) May 26, 2021
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:『水盛りと遣り方』
DIY泣かせの『水盛りと遣り方』(みずもり と やりかた)だ。
水平を出し、それを目印になる杭に印をつけること。
水平を出すには水盛り管かレーザー機器をつかう。
基本的には4つの角に3本ずつL字型で杭をうち、それらに板を打ち付けること。
建物の周りを杭と板で囲んでる状態。
ここを細かく解説すると、一つのブログ記事ができちゃう。
この2つの作業は同時進行になるので、まずは4つの角に杭を3本ずつ打っておこう。
水盛りの方法
土地の真ん中にバケツと半分くらいの水を用意します。
そこに透明のホースを入れ、吸い込む。
そう巨大ストローだ。
水が来たら、出口を下げて少し排水して空気を抜く。
4つの角に打った3本ずつ、計12本の杭に、ホースの出口を持って行って杭に這わすと、バケツの水面と同じ高さでホース内の水が止まる。
こうして4つの角に同じ高さの印ができたワケだ。
遣り方の方法
基礎ブロックは砕石50mm、捨てコン30mmの上に190mmのブロックが乗るので、270mmの高さの所に天端がくる。
そして地際からは70mmの高さでもある。
(実際は、そんなうまくいくワケねー!)
おおむね、その高さになるように杭の水平の印を基準に、同じ長さ上下させて線を引き直す。
もちろん4つの角、全部。
そしたらその線の高さで、水平器を使って微調整しながら、薄い板をインパクトとビスで杭に打ち付けていく。
僕の愛用機種↓
水糸を直角を出しながら張る
最後に、貼り付けた板に水糸をくくりつけて、空中で4辺を作り出します。
ブロックが並ぶ真上に通るように微調整。
直角を出すのはほんと面倒くさい。
大きな直角定規を作ってもいいし、一辺に1500mmで印、もう一辺に2000mmで印、それらを結ぶ斜めの辺は2500mmになれば直角。
へーーーーーーーー、すげーな。
古の賢者たち。
お疲れ様。
ブロックを置くラインと水平がでたね。
DIY好きの方はお気づきだと思いますが、一般的な手順と少し違ってます。
普通は水盛り・遣り方を経て、それを元に根切りの深さとラインを決めて掘っていきます。
たぶん。
うちは2m×2mと小規模なので、先に目視で直角をみながら掘り、4つの辺を根切りしました。
先に水糸張ると、掘る時、邪魔なんですよねー。
【長持ちするDIY!】鶏小屋の基礎の作り方:根切り底の水平を出す
最後は根切り底の水平を今一度確認しましょう。
鎮圧でフラットになっていても、4辺とも同じ深さ(高さ)でしょうか?
水糸は水平が出てるハズなので、そこから下に何mmで揃っているのかメジャーなどで測っていきましょう。
低すぎる→石を足す、高過ぎる→石を減らす。
これで、全てがフラットで同じ深さ(高さの)『底』の完成。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:コンクリートブロックを置く
低い位置の作業でしんどいですし、微調整の繰り返しなのでホント骨が折れます。
「基礎が大事」って使い古されてる言葉ですが、本当にDIYでブロック基礎をやると痛いほど実感。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:必要な道具
DIYで鶏小屋を作るには、道具が生命線。
ブロック基礎に必要な道具はホームセンターで揃います。
こればっかりは家になかなか落ちてたりしない・・。
舟の中でコンクリート粉と水を混ぜ、クワで(スコップ)かき混ぜます。
けっこうシンドイよ。
水分量は袋に書いてあるのでご安心を。
僕は経験値と勘でいきました。(ズボラ)
それを容器に適量移して、コテで投入しブロックを接着していく。
ぬあああああーーーーー🔥
うぉりゃああーーーーー🐸
ハァハァ・・👴🏽
※汚いケツがアップになります注意#鶏小屋#DIY#腰痛持ち泣かせ pic.twitter.com/tnbfoqeJ3D
— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) May 28, 2021
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:『捨てコン』
ブロック基礎のために掘った根切り底には、砕石が敷いてありますよね。
そこに完成したコンクリートを、コテで置いていきます。
それと同時にコンクリブロックも置いていく。
捨てコンが接着剤で、その上に乗せる。
程よく緩いので、前後左右、高低差もコテの柄やゴムハンマーなどで「コツコツ」叩けば微調整可能。
あ、金槌で叩けば当然ブロック割れますからね。
ひゃっはっーーーーー🔥
ぐぬぬぬーーーーーー👴🏽
ハァハァ😇
水平器、もう見たくない。
ほぼ、顔出しやね🐸😘#田舎暮らし#鶏小屋#腰がゴートゥーヘブン pic.twitter.com/oN5obeG2Wd
— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) May 29, 2021
完全に我流です。
でもこれでも、充分にできますよん。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:ブロックを並べていく
ですので、ブロックも真っ直ぐ、角は直角に置かないとダメ。
そんな時に役立つのが最初に張った水糸。
ラインと高さが出ているハズなので文字通り「ガイドライン」になるので、基準にしてブロックを置いていきます。
さらにやりやすい方法は、最初のブロックの角に水糸を引っかけて、遣り方で張った水糸を基準に置いた端のブロックと結ぶこと。
スタートとゴールを結ぶってことね。
そうすればブロック基準でのラインもできるので、真っ直ぐに置けます。
本来、ブロックとブロックの接地面は(石の入ってない)セメントが塗りやすいですが、ケチって捨てコンで接着。
なかなか、うまくひっつきません・・、だって小石混ざってて当たり前か。
ブロックとブロックの接地面に何も塗らず、隣同士ひっつけて置いても、別にいいと思います。
うちは10mmの接地面を取って基礎の長さを想定していたので、間にコンクリを塗ってます。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方:鉄筋を入れる
めっちゃ丁寧に作るなら、捨てコンを入れる所に、大きなメッシュ状の鉄筋を入れますが、今回ははしょってます。
ブロックの穴と根切り底を貫通するように縦に鉄筋を刺してます。
そして捨てコンで接着。
これで、ブロック自体が倒れにくくなります。
差し込む本数と間隔はセオリーがあるようですが、テキトーです。
各辺に2本ずつだいたいの等間隔で入れました。
鉄筋も家に落ちてたものを拾い集めて(田舎の家あるある)、ハンマーでどついて挿入。
タダです。
四方をぐるっと置いて、完成!
水平を気にしながら、まっすぐ並べる神経戦で、しかも低姿勢なので腰にくる!
やっぱり基礎は大変でした・・。
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方<ニワトリも感動?>まとめ
- ブロック基礎に水平と直角は必須
- 水盛りと遣り方を覚えよう
- 根切り底の鎮圧は筋トレと思って必死に!
- 地面から何mmの所にブロックの天端がくるか想像
- ブロック+捨てコンは時間と神経の勝負
- 腰痛注意
- タダのものを有効活用
【ブロック基礎編】DIYでやる鶏小屋の作り方<ニワトリも感動?>をまとめました!
いやー、めっちゃキツかった。
繊細かつ低姿勢作業なので目と身体がめっちゃ疲れました。
何度も「ま、いっか、もういいや~」と悪魔の自分が出てきて大変。
しかし、基礎をサボると、その上に乗る土台も柱も全部ズレて傾きます!
ところどころ「我流」が目立ちましたが、笑。
無事完成です!
天気予報を見てやりましょうね、コンクリもセメントもすぐに固まるので、日差しにも注意です。
あなたは善し悪しの判断ができますか?
空き家見学の時に持参できる、
点検項目チェックリストと点検箇所を写真付きで解説!
\PDFファイル付き!/