今回のテーマは「【比較】田舎暮らしするなら農業か農的暮らしか、どちらがいいのか?」です!
田舎へ移住を考えている人が生活の中に取り入れるものとしてだいたい選ばれるのが「野菜やお米作り」。
農業じゃないと、農家じゃないとできないのか?
あなたは農的暮らしという選択肢もあるのをご存じですか?
今回はその辺についてお話ししたいと思います。
✅農業と農的暮らしの違い
✅田舎暮らし憧れさんが選ぶならどっち?
この記事を読むべき人は・・、
✅田舎に移住して野菜作りをして暮らしていきたい人
✅田舎暮らしで自給自足のような暮らしを目指している人
✅農的暮らし、農ある暮らしについて知りたい人
朗報!田舎暮らしでできる仕事。4つの種類と2つのヒント。完璧は求めなくていいよ。
田舎暮らしするなら:農業と農的暮らしの違い
田舎の仕事といえば農業
農業とは農作業を通じて農作物を作り、それを販売することによって収益を上げ生計を成り立たせること。
小規模農家から大規模農家までさまざまな形態の農業がありますし、露地栽培、ハウス栽培、有機農法などにも分けられます。
最近では植物を工場で栽培する会社もあります。
野菜やお米、果物さらに細かく言えば種や苗の会社や肥料、農薬の会社、農協や農協運営のスーパーなど、そういったものも農業に関わる仕事の1つです。
田舎で農的暮らしするとは?
農的暮らしとは生活の一部に農作業と農作物の加工などを取り入れることをいいます。
例えば野菜やお米の自給やニワトリ、ヤギを飼い、卵やミルクを得ながら生活したり、醤油や味噌、保存食もつくる。
つまり収入を得る仕事ではないけれど、自分の生活を直接ささえてくれる要素を取り入れている暮らし方です。
田舎暮らしで農業をする
田舎暮らし農業のメリット
存分に野菜作り、米作りができそれを販売し収入を得ることができます。
野菜やお米も自給可能。
こだわりの作物を作り特別な販路で工夫して売れば、高値で取引されることもあります。
実はいろいろな農業ビジネスがあります。
という会社があるのは人口わずか2000人、高齢者50%以上の徳島県の農村。
ここでは年収1,000万円を越えるおばあちゃん達がいるそうです。
和食などの料理をいろどる「つまもの」を販売しています、「葉っぱ」ですね。
しかも、おばあちゃん達がネット操作して運営管理してるそうです、すごい!
映画化もされたそうです。
また
【3/7(土)から、“おいしい体験”に季節限定「春」のデザートが登場!】
■石坂オーガニックファームの里山の春を感じるいちごパフェ
650円(税別)石坂オーガニックファームのビーツと地元農家のイチゴのソースを、ストロベリーアイスとともに。
里山の四季折々の味をお楽しみください。 pic.twitter.com/JsTd9G5js9— 石坂オーガニックファーム (@ishizaka_farm) March 6, 2020
という会社ではこだわりの土作りで野菜を作り、さらにそれを自社で加工、販売されています。
個人でも会社でも作物を単純に作るだけでなく、売り方や商品の選び方も、自分のやりたいことや得意分野に特化して仕事にしていけます。
田舎で農業は自然にふれ、こだわりの作物を作り、自分の得意な売り方ができる
田舎暮らし農業のデメリット
田舎暮らし農業のデメリットもあるので注意が必要。
やはり資金がかかるということ
田舎で農業はほとんどが先祖代々やってきた地元農家がおこなっています。
新規農業となると全てゼロから。
全国新規就農相談センターが、全国の新規就農者を対象に行った「2016年度新規就農者の就農実態調査」では
✅新規就農者が用意した平均自己資金は569万円(農地代のぞく)
✅トラクターなどの設備取得の平均額は411万円
✅初期投資額は露地栽培で平均319万円
✅ハウス栽培で平均826万円
✅お米で平均556万円
このくらいかかります。ですので自治体の助成制度を活用は必須です。
長時間労働で体力が必要
この労働時間がほぼ屋外で行われます、中には16時間以上という農家さんも!
さらに
という休日の少なさ、農閑期でも他の仕事をされている人も多いので、さらに休みは少なそうです。
計算すると一月に、5,6回のほどの休日に。
酪農家族のものすごい作業量とゆかいな話をかいた漫画でもわかります↓
田舎暮らしで農業を本格的にすると資金と体力は大きな壁
田舎で農的暮らしをする
では田舎で農的暮らしを選ぶとどうなるのでしょうか?
田舎で農的暮らしのメリットとは?
失敗しても収入が途絶えるわけではない。
達成感の最高峰「自給自足」の一部を味わえる。
自分の好きな事だけ取り入れることができる。
たとえば、家庭菜園だけ、田んぼだけ、家畜だけ、など。
お百姓さんの特徴である100の仕事をもつ、なんでも自分でやってみる
そんな精神を味わえます。
自分でなんでもやるチャンスがたくさんある、暮らしを作る達成感
田舎で農的暮らしのデメリット
農業ほどではないけれど、やはり体力必要。
収入にはならない。ただし、仕事に転化はできる。
作業量も多く、時間がとられる。
職業ではないので、仕事とは別でたくさんの作業をこなさないといけない
田舎暮らし憧れさんにオススメするのはどっち?
自分ができる範囲だけ農作業を取り入れると、ハードルも低く始めやすいです。
収入は別の仕事をすることによって経済的に支えてもらい、プチ自給自足で食糧生産や、それらを使った手作りの保存食。
薪ストーブや薪風呂などの自然エネルギーを使った暮らしの構築。
そういったものを楽しみながら目指すのはいかがですか?
田舎暮らしで農業をオススメしない理由
前提として、「まったくの未経験者、都会暮らしの田舎憧れさんが」
ということであれば、オススメできません。
農業は収入の増減が激しいです。
悪天候や災害の発生、作物の病気、そういったものでやられてしまうと一気に収入がなくなってしまいます。
田舎に憧れて移住して、初年度で諦めた新規就農者もたくさんいます。
しかも農作物は結果が出るまで、つまり収益化になるまで時間がかかります。
頑張った結果、売れなかったとなると絶望的になります。
個人で小さな農業をするとなると、栽培、収穫、販路開発、梱包・品だし、販売を
1人、もしくは家族でやっていきます。
相当な作業量。
農協におさめれば販路はありますが、買い取り価格は高くありません。
以上の理由からオススメはできません。
ただし、移住前から農業法人などでしっかり研修をして継続して働き続けて、それでも農業をやってみたいと決心がついた上での田舎移住の農業であれば失敗は少ないでしょう。
さあ、田舎で農業と農的暮らしとどちらにしますか?
✅農業は実は多岐にわたる
✅自分のこだわりを仕事にできる
✅資金と体力は絶対条件
✅農的暮らしは、お百姓さんに近い
✅農的暮らしはプチ自給自足を味わえる
✅初心者にオススメは農的暮らし、リスクがほとんどない
あなたはどちらがいいか、しっかり考える必要があります。
本当に多いのが「田んぼやりたい!」=「農業」と思っている人がいること。
畑も田んぼも借りれば誰でもできますから、大丈夫。
田舎だと個人的な貸し借りでやってることがほとんどです。
そのあたりをしっかり区別して取り組んでいきましょう!
畑を借りる方法、これだけでOK!未経験でも田舎暮らしで野菜を作る。
解決!田舎で田んぼを借りる方法。自給したい移住者と初心者向け。
田舎暮らし憧れさんにオススメの読むべき書籍
いやいや、超本気で自給自足をめざすんだ!
という人はもうこれしかありません。↓↓↓
中身、めっちゃ濃いです。家畜の絞め方からビールの造り方まで解説されてます、笑。
ぜひ、いろいろ読んで勉強してみてくださいね!
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