台風や獣害にも負けない、長持ちする鶏小屋の作り方をDIYで実践してみたので、ニワトリ小屋の基礎や設計で悩んでいる方は参考にしてください。
まずは鶏の快適な飼育環境を知ることで、「どこに、どう作るか?」のヒントにしていきましょう。
今回は『鶏の飼育環境を知る!』編
- 鶏の好む環境とは?
- 広さの目安と、飼育数の関係は?
- 長持ちするDIYならどの方法で作る?
- 田舎暮らし10年目のアラフォー
- 家はセルフリノベ、薪ストーブ、自然農法で田畑経験子供2人のパパ
- Twitterのフォロワーは3,800人
- 田舎暮らし憧れさんをスポンサー応援中
- 田舎暮らしの音声配信!
- 無料オンライン田舎暮らし相談受付中
【長持ちするDIY!】鶏小屋の作り方<鶏の飼育環境を知る!編>
DIYで、長持ちする最適の鶏小屋の作り方を考えてきました。
まずは鶏の飼育環境を知って、そこから導かれるヒントを参考に、ニワトリ小屋の建て方を計画しました。
DIYで鶏小屋の作り方:まずはニワトリの好む環境を知る
DIYで鶏小屋の作り方に必要なのは、まずはニワトリの好む環境を知ること。
- 風通しのいい場所
- 湿気の少ない場所
- 直射日光がガンガンに当たらない所
- 排水の良い所
- 暑くない所
- 静かな環境
ニワトリさんは、適度な太陽の光は必要ですが、一日中陽の光が届くところは苦手です。
ですので、暑い夏も苦手。
日陰もあり、換気が効いて風通しもよく、湿気が少ない場所が望ましい飼育環境です。
ちなみに冬の寒さは羽毛で大丈夫なのです。(ヒヨコはまだ厳しい)
DIYで鶏小屋の作り方:ニワトリ小屋の必要な大きさは?
DIYで鶏小屋の作り方で悩むのが、ニワトリ小屋の必要な大きさ。
これには先人達の知恵と経験の中から導き出された、明確なルールが存在します。
- 1m×2mの面積で5羽まで
- 理想は3羽
- 2m×2mの面積で10羽まで
- 理想は6羽
管理するニワトリの数が多く、狭すぎると運動不足にもなり、ストレスがたまり、喧嘩します。
けっこう、やんちゃで、かつ、繊細。
病気にもかかります。
広めにとって、日中は庭で放し飼いにしたりできるとベストですね。
ちなみに、馬鹿でかい声で「コケコッコー!!」と鳴くのはオス。
メスも鳴きますが、朝の3時から鳴くのはだいたいオス。
ご近所迷惑も考えると、うちはメスだけしか飼わない。
DIYで鶏小屋の作り方:ニワトリの好むエサは何だろう?
DIYで鶏小屋の作り方の前に、可愛いニワトリさんたちの好むエサを調べておきましょ。
- くず米
- 米ぬか
- 野菜の残渣
- ミミズ
- 雑草(青草)
- 台所の生ゴミ
野菜の皮や切れ端、硬い芯なども食べます。
人間がめんどくせー草刈り!!と思っていても、ニワトリたちは雑草が大好物。
代わりに食べてくれます。
健康面を考えると、米ぬかは必須で、いい卵を産むには貝殻(カキ殻やシジミ)を砕いたものもカルシウムとして必要です。
エサを用意するのが日常で大変であれば、市販の配合飼料も便利です。
【長持ちするDIY!】鶏小屋の作り方<鶏の飼育環境で気をつける事>
DIYでの鶏小屋の作り方に大きな影響を与えるのが、鶏の飼育環境で気をつけるいくつかの条件です。
対策を取ることが、ニワトリ小屋のあるべき本質なのかもしれません。
「作りたい形で作る」ではなく、「ニワトリが快適に安全に過ごすための形」の視点が必要になってきます。
DIYで鶏小屋の作り方:ニワトリを襲う動物はイタチだけじゃない
DIYでの鶏小屋の作り方で頭に入れておかないといけない事は、「獣害」
ニワトリを襲う動物はイタチ、キツネ、ハクビシン、アナグマ、野良ネコ、野良犬、蛇。
結構多い!
- 土台下からの浸入を防ぐこと
- 外から姿を見えにくくすること
- 強度ある網をしっかり張ること
- すき間は空けないこと
一番多い浸入経路が、土台下から穴を掘られての浸入。
ブロック基礎にしていなかったか、土の中にコンクリや採石、トタンなどが埋められておらず、トンネルが作られやすい状態であったか・・。
二番目が、網を強引にちぎられての浸入。
野生動物の噛む力はハンパない!
弱い網なら、穴を開けて浸入しニワトリを連れ去ります。
恐怖~。
小屋の四方の低い位置だけ外壁を張れば、ニワトリの姿が外から見えにくくなるアイデアもあります。
DIYで鶏小屋の作り方:ニワトリ小屋の地面は排水性がいいこと
鶏小屋の作り方をDIYでやるメリットは、細かい仕組みを作れるところ。
ニワトリ小屋の地面は排水性が良くないといけません。
湿気や水が貯まる環境では、ニワトリの糞やエサのカスが貯まり、腐敗し病気につながります。
解決策は「発酵床」にすること!
なるべく乾いた地面に、もみ殻、落ち葉、刈り取った雑草、そして腐葉土を順に敷き詰め、軽く混ぜ合わせる。
ニワトリがフンをして、歩き回ると自然に混ざり、微生物の力で分解が進み床が発酵状態に。
臭いも病気も抑えられ、なおかつ畑の肥料に早変わり!
地面の中に前もって、暗渠排水管(コルゲート管)などを埋めておくと、空気が循環し発酵が促進されます。
床が発酵状態であれば1年に1回ほどの入れ替えで、いい環境が保てます。
【長持ちするDIY!】鶏小屋の作り方<鶏の飼育環境から考えた建て方>
では、鶏の飼育環境から考えた、長持ちするDIYでの鶏小屋の建て方はどうなるのか?
結論、人それぞれになっちゃいますが、私の場合は以下の考えになりました。
DIYで鶏小屋の作り方:とにかくニワトリ小屋は長持ちさせたい
せっかくDIYで鶏小屋の作るなら、とにかく長持ちさせたい。
うちの地域は大型台風に2度やられていて、家の外壁もボロボロにされた苦い経験が。
DIYで作って、ニワトリが中にいて、吹っ飛んで崩れて、脱走しました・・。
とか、最悪でしょ!?
あなたの住んでる環境はどうだろう?
豪雪地域?雨が多い?山に近くて、吹き下ろしの風が強い?
気候と環境によって、ニワトリ小屋の作り方は変わる。
臨機応変に細かい設定ができるのがDIYの楽しさだ!
DIYで鶏小屋の作り方:ブロック基礎と木造軸組工法を選択
で、DIYでの鶏小屋の作り方で、採用した建て方が「ブロック基礎と木造軸組工法」
コンクリブロックを四方に置いて、その上に木材の土台。
その上に柱や桁、梁、屋根材、屋根を組んでいく。
雪の重みと過去の台風クラスでも耐えうる、しっかりとした組み方で挑戦する。
それが日本の在来工法である「軸組工法」
ホゾ穴に柱を刺したり、交錯する箇所(仕口)を加工してしっかり、はめ込む技術だ、
打倒!台風!!
DIYで鶏小屋の作り方:ニワトリ小屋の完成予想図は?
では、ニワトリ小屋の完成予想図は?
うーん・・、
こんな感じ??
頭の中にあるので、適当に描くとこうなります。
ポイントはズレた屋根「差し掛け屋根」にするということ(予定ッス)
ズレてる僅かな箇所も網状にして、熱を逃がす設計です。
【長持ちするDIY!】鶏小屋の作り方<鶏の飼育環境を知る!編>まとめ
- 換気よく、湿気のたまりにくい環境
- 1m×2mの面積で5羽まで
- 理想は3羽
- 米ぬかと貝殻は必須
- 獣害対策を意識した基礎と網張り
- 住んでる環境を意識する
DIYで長持ちする鶏小屋の作り方を知るには、まずは鶏の飼育環境を理解し、対策も考えよう。
今回のまとめでした~。
シリーズで続けていくので興味ある方は参考に!
次回からはいよいよ作っていく工程をUPしますよ。
では、このへんでー。
あ、鶏の飼い方の書籍で群を抜いて別格なのが、「ニワトリと暮らす:和田義弥」
これ1冊で分かりやすくまとまっていて、全て網羅されてます。
あなたは善し悪しの判断ができますか?
空き家見学の時に持参できる、
点検項目チェックリストと点検箇所を写真付きで解説!
\PDFファイル付き!/