今回の内容は【おしゃれな?外壁編】鶏小屋の作り方<金網の張り方とドア作り>です!
前回は、オンデュリン屋根が完成したところで終了。
春から作り始めた、DIYで建てる鶏小屋作りもいよいよ大詰め。
外壁を仕上げていきます!
最近はずっとDIYばかりやっていますが、わたくしこっこはこんな人間です。
- 田舎暮らし10年目のアラフォー
- 家はセルフリノベ、薪ストーブ、自然農法で田畑経験子供2人のパパ
- Twitterのフォロワーは4,000人
- 田舎暮らしの音声配信!
- 無料オンライン田舎暮らし相談受付中
おしゃれな?鶏小屋の作り方【外壁材の準備】
おしゃれな鶏小屋の作り方を目指して、ちょっとこだわった外壁材の準備をしていきます。
おしゃれかどうかは、正直微妙ですが、笑、DIYの思い出になるので、あれこれ工夫してみました。
DIYあるある「貰った廃材」を利用する
DIYあるああるの「貰った廃材」利用。
ご近所さんが「モミの木」の長板をたくさんくれました。
40年以上前のもので、友禅染で布を干す時に使っていたそうです。
糊が付着したままなので、雨ざらしで流し落とし、防腐剤を塗り塗り。
これが外壁材の一部になります。
DIYあるある「野地板」は万能
野地板を買ってきて、カンナがけ🐸
外壁に使いますが、色を塗るので色付きが良くなるように、磨いておきます。
娘の好きな色を塗って、シダーシェイク風にしたいので、地味な準備😊
電動カンナは友人から6000円で購入。
家のセルフリノベの時に活躍したものを、久々に引っ張り出してきました🔥 pic.twitter.com/u0e6qoxPkf
— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) October 6, 2021
もう一つのDIYあるあるは、「野地板」は万能ということ。
見えなくなる箇所の下地材として重宝する野地板ですが、ホームセンターでも比較的安く手に入ります。
これを電動カンナで磨くと、荒材から加工材に変わるので、表面もキレイに!
家族4人の好きな色のペンキを買ってきて、みんなで塗り塗り。
これを適当な大きさでカットして、ウロコ状に貼り付けていきます。
鶏小屋に最適な金網の種類は?
ホームセンターなどで手に入る鶏小屋に最適な金網は、ざっくり言うと3種類あります。
種類 (クリック↓) |
価格 | 耐久力 | 防御力 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
ビニール 亀甲金網 |
火や熱に弱い | |||
亜鉛 亀甲金網 |
▲ | ▲ | 火や熱に強い | |
ステンレス 亀甲金網 |
水気に強く錆びにくい |
※横スクロール→
ビニール亀甲金網はよくある「緑色」の少し柔らかい金網で、一番安く手に入ります。
しかし、獣の爪や牙でかみ切られることもしばしば・・。
次に安いのが亜鉛亀甲金網で、3つの中で能力は平均的なもの。
僕はコレにしています。
ホームセンターで「20ד10”mm(網の穴の大きさ)の910mm幅」 が、10cm単位で61円(税込)でした。
最後がステンレス亀甲金網。
一番頑丈で、一番高く、ビニール亀甲金網の2倍ほどの値段の高さでした。
予算多めの方はオススメ。
亀甲金網は金切万能バサミでカットできます。
おしゃれな?鶏小屋の作り方【外壁の下地作り】
おしゃれな鶏小屋の作り方、次のポイントは外壁のための下地作りです。
と言っても、長板と金網を張るだけで本当は、ほとんど必要ありません。
今回は特殊な板張りをやりたかったので、追加で補強をいれました。
シダーシェイクでおしゃれな?鶏小屋に
「シダーシェイク」という言葉を覚えていますか?
一つ前の「オンデュリン屋根編」でも出てきましたが、要はウロコ状に杉板を重ねて貼っていく手法です。
先ほどペンキを塗っていた野地板ですね。
あれをビス留めする時の「受け」になる「横さん」を小屋内に追加で入れました。
鶏小屋の下段はコンパネとルーフィングで補強
鶏小屋の4面(東西南北)下段は全て板張りに。
さらに夏の台風が来る側と、秋の長雨、冬の吹雪が来る側には「下地(コンパネ)+防水ルーフィング」で準備。
地面に近いところを意図的に補強しておきました。
鶏小屋は外から産卵箱を開けられる仕様に
鶏小屋の中に毎回入って卵を採るのは面倒なので、小屋の外から産卵箱にアプローチできる「取り出し口」を作成。
開口部は子供の背の高さに合わせ、蝶番2つで上下に開閉できるようにしました。
もう少し改良が必要かな。
おしゃれな?鶏小屋の作り方【金網の張り方】
金網の張り方で、鶏小屋がおしゃれに見えるか、運命を握っていると言っても過言ではない。
ついつい、たるんだまま取り付けてしまうけれど、しっかり引っ張って貼ろう。
鶏小屋の低い位置に金網は張らない
鶏小屋の低い位置に金網は張らない方がいいですね。
害獣がこじ開けやすい高さですし、ついつい物があたって破損しやすい。
強風時の吹き込みも気になる。
(うちは雪が降るし)
張り始めはビスで起点を作り、そこに引っかけて広げてくと、一人でもピシッとたるまず張れます。
鶏小屋の隅は重ね張りする
害獣が侵入するのは決まって、金網を取り付けた隅っこの部分。
余った金網を気になる隅の部分に補強で貼ってもいいと思います。
僕は軒桁や棟木の部分に意識的に追加。
ちょっと不細工になったけれど、これで様子を見ます。
金網の取り付けにはタッカーが便利です。
ビスとワッシャーもいいですし、ステップルもアリ。
金網の仕舞い方は外壁材で押さえる
金網の端っこの部分は、気になるようであれば外壁材を上から被せて、そのまま固定したり、角材などで押さえるのも手です。
害獣からの攻撃を受けても剥がれにくくなります。
しかし、デメリットとして新しく金網を付け替える場合は、上に被せている外壁材も取らないといけません。
おしゃれな?鶏小屋の作り方【ドアを作る】
正直、鶏小屋でなくても「ドア」はとても難しい作業なので苦手。
小屋作りDIYでは「入り口(ドア)」で、けっこうおしゃれなテイストを入れる人が多いのですが、僕はスルー、笑。
ただただ、うまく開閉できる最低限の結果だけを追い求めました。
蝶番で位置を確認
まず、蝶番を付ける縦板と柱の位置関係を確認。
そのあと、これを基準に横の長さを出していきました。
気をつけたのは開けたときに、屋根垂木に当たらないギリギリの高さにしたことです。
(その後、ミスったことに気づきました!雨樋が付けられなくなった~涙、付けたら扉が当たってしまうので・・)
木枠を作り、下地を入れる
蝶番を付けた板を基準にして木枠を作り、下地を入れていきました。
サイズは高さ1665mmで、横835mm、下段の500mmは板張りに。
金網+下段板張りの仕様で作成。
下地の「横さん」は、金網とシダーシェイク外壁の「受け」として追加で入れておきました。
見えない部分の木材は、端材ばかり使っています。
金網と外壁材を貼る
金網をはって、下段部分は外材を上から被せる仕舞い方にしました。
下段にはシダーシェイクを。
下の板から貼っていき、次に一段上の板をビス留めしていきます。
シダーシェイクのデザインは本当に自由。
やってて楽しかったです!
鶏小屋のドアに取っ手と鍵を付ける
鶏小屋のドアに取っ手と鍵を付けました。
取っ手はホームセンターで売ってた普通のもの。
低い位置は子供用です。
鍵の種類は掛金錠にしました。
付け方が合ってるのかは不明・・。
位置が少しでもズレると、スムーズな動作にならないので、何度かやり直す羽目になりました。
おしゃれな?鶏小屋の作り方【外壁材を張っていく】
- モミの木の板張り
- シダーシェイク
いよいよ、おしゃれな鶏小屋の作り方のハイライト、外壁材を張っていきます。
鶏小屋の北側は冬の風対策で全貼り
鶏小屋の北側は、冬の風対策でモミの木材を全貼りに。
もらい物の木材なのでストレートも出ておらず、どうしても隙間が空きましたが、金網や板を貼って、蛇などの侵入がないようにしました。
吹雪で鶏小屋内に雪が吹き込むのを防ぐため、完全に塞ぎました。
おしゃれ?シダーシェイクは下段から貼っていく
さぁ、おしゃれな鶏小屋の命運はいかに!?
カラフルなシダーシェイク板を、下段から貼っていきました。
あえて大きさと長さを変えて、乱雑に設置。
配色はテキトーで、勘です。
- 透明の防腐剤も塗った
- ドリルで下穴を開けておいた
雨や水気を考えてクリアの防腐剤を重ね塗り。
野地板を使っているので、ビス割れしやすいのでドリルで下穴を開けてから、下地板(コンパネ+ルーフィング)に固定していきました。
卵の取り出し口の蝶番のところは気を遣いました。
シダーシェイクをぴっちり貼ると、開閉がぎこちなくなるので、隙間をあけて設置。
正確に計測して・・、というよりは、とりあえずやってみて「修正」の繰り返しでしたね。
鶏小屋の外壁板の隙間は埋めないと・・
鶏小屋の外壁板の隙間は埋めないと、害獣や蛇の侵入口となってしまいます。
今回は、下地板で完全に塞いでいる上に、シダーシェイクを貼っているので、まず問題ないです。
唯一、心配なのはドアの隙間・・。
ここは改善の余地アリ。
ちなみに、養鶏をされている個人の方からも、アドバイスを頂きました。
き、気をつけねば・・。
【外壁編】鶏小屋の作り方の注意点
鶏小屋で外壁を作るときの注意点のまとめです。
初めてやってみて、失敗もありました。
DIYするとやっぱり勉強になりますね。
方角と太陽を意識する
畑の畝の立て方も同じですが、鶏小屋の外壁に板を張って行くときにも、方角と太陽を意識します。
冬の太陽の位置と、太陽光の角度を考えておきましょう。
適度に小屋内に日向部分と日陰部分ができた方が、快適です。
うちは発酵床にする予定なので、太陽の暖かさが必須。
夏の太陽光は日差しよけで解決できますが、冬に太陽光が欲しくても板張りで防いでしまうと、どうにもなりません。
南側の板張りが一段多くて、せっかくの太陽光を完全にシャットアウト!
小屋内はほぼ日陰状態が続き、暗くて寒そうでした。
蝶番の付属ネジは使わない
ホームセンターなどで蝶番を買うと、付属のネジが同梱されている時があります。
これがまた頼りない・・。
屋外で使用する蝶番ですし、開け閉めの回数も多いので、しっかり刺さる半ネジのコースレッドに変更して、蝶番を固定した方がいいですね。
下段は板張り推奨
鶏小屋の四面(東西南北)の下段は、板張りを推奨します。
ニワトリを襲う害獣は、だいたいイタチ、テン、猫といった低姿勢の四足歩行動物。
目線はやや低いので、最下段まで金網張りだと、目視されやすい。
そして、そのまま網をこじ開けて侵入しようとするので、板張りの防御が有効。
同時に、人間の足が当たったり、道具が当たったり場合の養生にもなりますし、雨水の跳ね返りも防いでくれます。
【おしゃれな?外壁編】鶏小屋の作り方<金網の張り方とドア作り>まとめ
- 野地板は万能
- 手に入りやすい金網は3種類
- 下段は板張り+防水
- シダーシェイクは下から貼る
- 方角と風向きを考えて板張り
- 隙間は空けないこと
- DIYは遊びを入れて楽しもう!
ようやく鶏小屋の雰囲気を決定づける「外壁」作業が終わりました!
もともと、こんなカラフルにする予定ではなかったのですが、僕のモットーは「セルフビルドは想い出で作る!」です。
家族全員の好きな色を、みんなで塗って外壁に使うことは、一生の想い出となります。
「上手」より「楽しい」、「効率的」より「一緒に過ごせる時間」・・。
鶏小屋のDIYからたくさんの幸せが生まれました。
最後に、とにかく害獣対策だけはしっかりとやりましょう!
僕も気をつけます~。
次回は、「鶏小屋の室内編」になると思います。
お楽しみに!!
あなたは善し悪しの判断ができますか?
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