DIY

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

DIYで建てる鶏小屋の作り方、今回は『内装編』で、ヒヨコ~成鶏までの飼育を想定した内容です。

前回までで鶏小屋の外壁まで完成。

次は小屋内部の内装を整えて、ヒヨコを迎え入れる準備をしました!

前回までの流れは、【おしゃれな?外壁編】鶏小屋の作り方<金網の張り方とドア作り>を読みください。

こっこって誰や?
こっこです!
こっこ

鶏小屋の作り方【内装編】:床

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

鶏小屋の作り方、内装編の一番こだわった箇所が「床」

ニワトリたちが歩き回り、つっついたり、糞をしたりする所です。

床:発酵床を仕込む

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

『発酵床』という仕組みを採用しています。

発酵床とは、その名の通り、発酵資材を入れ込むことで、床全体が発酵し肥料化することです。

発酵床のメリット
  1. 自然素材でできる
  2. 無料でできる
  3. 堆肥化できる
  4. 臭いを抑えられる
  5. 熱を出して暖かい

ただの土の地面や籾殻だけよりも、ニワトリの『糞』と『つつく・ほじくる』という習性を利用します。

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い
発酵床の材料
  1. 腐葉土
  2. 落ち葉
  3. 米ぬか
  4. 籾殻

これらをざっくり混ぜ合わせるだけでOK。

田舎暮らしなので材料はタダで見つけてこれます。

米ぬか多めの方が発酵しやすいです。

あとはニワトリにお任せして放置。

ニワトリの習性については、【長持ちするDIY!】鶏小屋の作り方<鶏の飼育環境を知る!編>をお読みください!

床:砂浴び場

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

次は『砂浴び場』です。

要は、砂場。

ニワトリは砂場、あるいは乾いた土のところで、足で掘って身を埋めてバタバタ羽を動かします。

 

こっこ
こっこ
これは人間で例えると『お風呂』

 

砂浴びの理由
  1. 羽の掃除
  2. 日光浴
  3. 病原虫をこすり落とす

こういった理由があるそうです。

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

今回、鶏小屋の中に砂場を設置。

大きな角材で枠を作り、その中に砂を投入。

子供の遊び場で作った砂を移植してきました。

 

床:プランターで葉野菜

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼いうちの実際のヒヨコたち

床にもう一つ置いたものは、『プランター野菜』

別になくてもいいですよ。

ただ小屋内部が華やかだし、初期のエサになるかな?と思い設置。

見事に、喜んで食べてくれました。

余裕があって準備ができる人はオススメです。

鶏小屋の作り方【内装編】:産卵箱

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

鶏小屋の作り方、内装編で次に大事なのが、将来使うであろう(願望)『産卵箱』です。

産卵場所とも言えますね。

産卵箱:サイズと形

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

産卵箱のサイズは、高さ30cm×横40cm×奥40cmの小部屋を作成。

ただ、どうしても中途半端なサイズになってしまったので、メイン2部屋、極狭部屋1つとしてみました。

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

小屋の外からも卵が取れるように、開閉式の扉を付けていたので、その高さと合うように土台を設置。

脚部分→テーブル部分→小部屋(箱)部分→天井部分と組んでいきました。

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

天井部分は斜めの板を用意して、あえて登れないように。

こっこ
こっこ
平らだと、産卵箱の上が糞貯まりになるので!

今後の展開も考えて、収納スペースとしても変形できるようにしておきました。

産卵箱:材料は?

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い小屋の外から見た産卵箱

産卵箱の材料は、コンパネや野地板、端材でできます。

あとは、ビス留め。

注意点として、角は丸くなるように磨いてヤスリをかけました。

刺さると人もニワトリも危ないので。

箱内部には藁、籾殻を敷き詰め完了。

産卵箱:代用するなら?

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

ちなみに段ボールに藁を敷いて産卵箱にもできます。

すぐにボロボロになるのがデメリット。

あと産卵箱で失敗する人は多いようです。

僕自身も今後、もしかしたら失敗するかも。

理由としては、ニワトリが単純に”使ってくれない”ということもあり得ます。

普通に、地面に卵を産むこともあり得ますし。

産卵箱の勘違い

ニワトリの数だけ部屋は必要ない。5~10羽いても、2,3部屋で充分だそうですよ!

鶏小屋の作り方【内装編】:止まり木の設置

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

鶏小屋の作り方、内装編で次もまた必要なアイテム『止まり木』です。

その名の通り、ニワトリが脚でつかまって止まっておく木(棒)のこと。

止まり木:なぜ必要か?

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

なぜ止まり木が必要か。

そこには動物の本能が関係しています。

止まり木の理由
  1. 羽ばたきや、飛び移りなど鳥本来の動きができる
  2. 襲われないために、高い所で眠る習性
  3. ボスは真ん中で守られて眠る

止まり木があれば、ニワトリの動物的本能で身を守りやすくなるので、安心するのです。

弱いニワトリは止まり木の端っこに追いやられるので、序列関係がモロに出るのが、おもしろいところ。

止まり木:材料

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

止まり木の材料でオススメは『自然木』です。

落ちている少し太めのものでいい。

なければ、細長くて丈夫な角材でもOK。

僕は小屋の端から端までのサイズを用意して、ズレないように設置。

止まり木:注意点

止まり木を設置する時には注意点が。

真下に餌場や水入れを置くと、糞が落ちてきます。

ですので、真下には何もないように。

糞がよく貯まるので、止まり木の下が発酵しやすい。

鶏小屋の作り方【内装編】:エサ入れと水入れ

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い生産中止?もう売ってないようです・・

鶏小屋の作り方、内装編で次に用意するのは『エサ入れと水入れ』

これもいろいろな方法があり、人によってバラバラ。

エサ入れ:エサ場所の作り方

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

エサの場所で気をつけることは、ニワトリの体全体ができるだけ入らないこと。

エサ入れの中に入って食べていると、そのまま糞をしてしまうのでよくありません。

理想は、仲良く横並びで食べて貰えるように、壁側に設置。

そして、強いニワトリからはじかれた弱いニワトリも食べられるように、2カ所に分けました。

エサ入れ:作り方

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

エサ入れは超簡単に。

壁側の基礎土台に使った角材のところにエサを入れ、野地板で囲いを設置。

それだけ。

エサを食べようと並ぶと、顔しか入らないので採用しました。

水入れ:養鶏家からもらった専用飲料器

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

水入れである飲料器は専用のものを利用。

バケツ内部を逆さにして水を入れ、元に戻すと溝の高さ分だけ、バケツ内部から水が補充される仕組み。

あら不思議・・。

これも、地面に置くと発酵床材が混入するし、糞も入るので上から吊して、宙に浮かしました。

難しい水問題
  1. 水には1%の酢をまぜて、病気対策
  2. 寒冷地は水が凍りやすい
  3. たまに、飛び乗られて水がこぼれている

給水ホースを引いてきて、小さな飲用カップで水を飲んで貰う商品もあるようです。

うちは採用していませんが。

 

鶏小屋の作り方【内装編】:保温室

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

今回の鶏小屋の作り方、内装編ではヒヨコを飼い始めた状態で記事を書いています。

ヒヨコ(この時点で生後42日)はまだ小さいので、鶏小屋内に保温室を作りました。

小屋に入れたのは12月の上旬。

保温室:ヒヨコの防寒と保温

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

幼いヒヨコを冬場に鶏小屋へ移すなら、保温室は必須。

ヒヨコはまだ羽毛は出そろっておらず、毛も短い。

首回りも頭にも産毛だけ。

熱がどんどん外に出て行く状態です。

春飼いの場合は生後5週目からは、保温はしないことが多いそうですが、秋冬飼いは利用します。

保温室:作り方

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

保温室は光が入る透明のプラスチックの衣装ケースを使いました。

逆さにして、天井に穴を開け、そこに小動物の保温用ヒヨコ電灯をフックで引っかける。

ケースの横面には万能切バサミで出入り口を解放。

これでこの中に入れば隙間風もなく、暖かくして眠れます。

ヒヨコは賢く、ちゃんと温度の高い所に集まって寝るので大丈夫。

こっこ
こっこ
ヒヨコ電灯は温度調節センサーを併用するといいよ!

 

保温室:注意点

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

保温室を作ったら注意点として、毎日保温電灯がちゃんと暖かくなっているか確認しましょう。

一般的には3~5ヶ月は持つと言われています。

冬場に電球が切れるとかなり寒いので、危険。

僕の地域では、冬の小屋内の気温は早朝でマイナス2度、日中は5度くらい。

ヒヨコは執筆時点では、生後57日目。

寝る時以外は元気に、小屋の中をウロウロしていて、寒くなったり眠くなったら保温室に入っているようです。

鶏小屋の作り方【内装編】:冬の対策

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い
DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼いこれは小屋の外側に貼り付けています。

鶏小屋の作り方、内装編で追記するとすれば『冬の対策』

先ほどの保温室もそうですが、鶏小屋全体も防寒したほうがいいでしょう。

夏の暑さと風通しを重視して外壁は網(フェンス)部分が多い。

逆に冬の北風や吹雪が入り込んできます。

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い

透明のポリカーボネートが便利。

太陽光を通し、強風も遮断。

軽いし、取り外しもビスを緩めるだけOK。

ヒヨコだけじゃなく、寒冷地では成鶏であっても防御してあげましょう。

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼いのまとめ

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼い
まとめ
  1. 発酵床をうまく利用する
  2. 砂場は喜ばれる
  3. 産卵箱は作りすぎない
  4. 止まり木を用意しよう
  5. エサと水には糞が入らないように工夫
  6. 冬場ヒヨコには保温室を
  7. 鶏小屋の防寒対策

DIYで建てる!鶏小屋の作り方<内装編>ヒヨコ~成鶏飼いのまとめです。

発酵床は良いことずくしなので、ぜひ利用したいところ。

砂場はなくても、庭などで散歩させた時に、土の部分でできるので必須ではありません。

冬場の(屋外飼い)ヒヨコの保温は必須だと思ってください。

室内飼いの場合は、5週目からはなくてもいいかもしれませんが、屋外の鶏小屋であれば、ほぼ外気温なので厳しいです。

では、引き続きニワトリ生活を楽しみましょう!

 

家選びのヒント

せっかく住みたい空き家を見つけても
あなたは善し悪しの判断ができますか?

空き家見学の時に持参できる、
点検項目チェックリストと点検箇所を写真付きで解説!

\PDFファイル付き!/

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です