今回のテーマは「伝説の田舎暮らしマンガ3選。もはや地方移住するための教科書だ!」です!

📖田舎暮らしマンガ:『リトル・フォレスト』
📖田舎暮らしマンガ:『夏子の酒』
📖田舎暮らしマンガ:『ウーパ!』
マンガで憧れたらあとは↓
【映画好きも納得!】田舎暮らしの映画おすすめ9選、移住するなら見るべし。も読もう!
伝説の田舎暮らしマンガ:『リトル・フォレスト』

「こっこ君は、田舎暮らしに憧れてるんだろう?このマンガ読んでみなよ」
いつもの出勤、いつもの朝の仕込み、いつもの慌ただしい開店準備。
2011年頃、当時働いていたカフェの店長の奥さんの一言で手を止めて、受け取ったマンガの表紙は女の子。
「なんだ・・、少女マンガか・・。絵もラフで繊細だな・・、微妙やな」
とりあえず、テンション上がらずもお礼を言って、仕事後、帰宅。
ベッドの横に置いても、後回し。
結局、読みたい、おもしろそう!と思わず、興味もありませんでした。
正直好きな感じのマンガではなかったのです。
2話を読み終えるまでは。
マンガ「リトル・フォレスト」は田舎暮らしの生活描写が神
マンガ「リトル・フォレスト」は田舎暮らしの魅力が凝縮!
とにかく1話目から「おいしそう!」
2話では自宅の庭のハーブや野菜で「手作りのウスターソース」を作るストーリーが。

その描写で主人公・いち子の田舎暮らしの環境が手に取るようにわかってくるのです。
自給自足に近い生活と、薪ストーブで調理される料理の数々・・。
「自分でつくったもので、自分の命をつなげていく」
それを日常の暮らしのなかで実践していて、見事に描かれています。
雪深い村の風景、集落の共同作業、友人との何気ない会話、パンを焼き、稲刈りをし、薪を割る。
ここまで田舎暮らしの日常をリアルに描いたマンガはないのではないでしょうか?
「リトル・フォレスト」はただの田舎暮らしマンガでない
「リトル・フォレスト」はただの田舎暮らしマンガじゃないんです。
主人公・いち子は悩んでいます。
都会に出てうまくいかなかったこと。
母親が失踪したこと。
「他人とちゃんと向き合ったことあるの?」
友人のキッコから言われる芯をついた言葉。
揺れ動くこころ。
都会に出て同じく戻ってきた、後輩のユウタは言います、「村のひとたちは、中身のある言葉を話せる生き方をしてきたんだ」
登場人物たちはそれぞれに向き合う課題があり、それを抱え田舎暮らしが進んでいきます。

自分の人生を逃げずに考え、真剣に悩み、生きていく本質をみつめ、生きていく実感を噛みしめることができる田舎暮らし。
これから地方移住を考え、田舎暮らしを考えている方にも重なる部分はあるのではないでしょうか?
登場人物たちは、「あなた」でもあるのです。
この田舎暮らしの圧倒的な描写と田舎暮らしに人生を重ねる心のゆらぎ、たった2巻のみの短編マンガでは異例の映画化。
しかしその理由も納得の伝説的なマンガなのです。

伝説の田舎暮らしマンガ:『夏子の酒』

2つめの田舎暮らしマンガは『夏子の酒』
こっこはお酒がまったく飲めません、大嫌い。
なので、マンガのタイトルに『酒』と入ってるだけで敬遠してました。
しかし、稲穂を持つ主人公のイラストに興味が・・
移住前から米作りに夢中だった僕は、とうとう本を手に取りめくりました。
そこには衝撃の絵が!!

当時のぼくは日本酒がお米からできるとか知らなかったんですよね。
そこからハマりました。
若かりし和久井映見さんと、中井貴一さんが思い出されるドラマ化された隠れた名作『夏子の酒』
亡くなった兄の意思を継いで、実家に戻り酒造りをすることになった主人公・夏子。
そのすさまじい執念と周囲を動かしていく情熱に心をうたれます。

マンガ「夏子の酒」は田舎暮らしの米作りがリアル
このマンガ、とにかくお酒の造り方も専門的ですごいのですが、その材料となる酒米をつくる過程もしっかり描かれています。
そして、田んぼをやりたい人は読んでおくべきだと思います、断言。
特にぼくは自然農法の無農薬で米作りをしていたので共感できるシーンが多々ありました。
そしてお酒好きの人はさらに楽しめる内容だと思います。

「夏子の酒」は田舎と農業の問題をつく社会派マンガだ
「夏子の酒」は田舎と農業の問題をつく社会派マンガの側面があります。
夏子は伝説の品種で米作りをしたいのですが、周囲の理解をえられません。
田舎ならではの風習やしがらみがあるのです。
やっと開始しても台風に襲われたり、実家のお酒はライバル社から嫌がらせを受けたりと散々。
それでも夏子の情熱がまわりの心を溶かしていき、一人また一人と協力者が増えてきます。
農薬の問題、有機農業の可能性、百姓が日本の食卓を支えてきた背景、大量に作られる安い日本酒の問題・・。
消費者として「食べる」「飲む」しか知らない側の人間は「生産する」ことを知るべきと強く思ったマンガでした。
ラストは夏子の酒作りの師匠・じっちゃんが命をかけて若きエース草壁と夏子と共同で最後の酒造りに挑みます。

感動と米作り、酒造りの情熱がほとばしる伝説のマンガです!
伝説の田舎暮らしマンガ:『ウーパ!』

最後に紹介する伝説の田舎暮らしマンガは『ウーパ!』です。
「3棟作って、一人前のセルフビルダーだ」
とこっこの、家づくりの師匠は言ってました。
まぁ、僕はセルフリフォームだったので、ゼロから作ったのは友達の家の時だけ。
しかし、このマンガ「ウーパ!」の主人公である作者はログハウス方式でバンバン作りまくる変人。
何がすごいって、山の開墾から、木の伐採、ユンボの運転と、木の皮剥ぎ、チェーンソーでの刻み加工、クレーンで持ち上げての棟上げなどなど全部、自分と仲間でやり遂げてしまうこと!

マンガ「ウーパ!」は田舎暮らしの用の小屋作りがわかる

田舎暮らしの魅力MAXのマンガ、ウーパはすごい!
開墾から家づくり、畑や炭窯、サウナ!まで作ってしまう、究極のセルフビルダーの主人公。
特に、田舎でログハウスやセルフビルドに憧れている方は勉強になります。
マンガで稼ぎ、自給自足をするというスタイルもある意味、在宅ワークの1つですね。
作者のスタイルに憧れる人も多いのではないでしょうか?
都会暮らしに矛盾や、生きる喜びが感じられない方は共感できる部分もあるでしょう。

「ウーパ!」は小屋作りのマンガだけじゃない!
とにかくこのマンガ作者が好奇心のかたまり。
「シアワセは自給できる」の名言とともに
何でもやって、なんでも自作します。
- 家
- サウナ
- 燻製機
- 炭窯
- ツリーハウス
- カヌー
- 釣り具
- 山の開拓
- 蜂の巣退治
- 鮭を釣るために北海道へ
- 渓流釣り
- カヌーを漕ぐ
- 犬ぞり
- 炭を作る

ね?もう変人でしょ?笑
もちろん、取材でマンガのネタ作りもあるのでしょうけど、それができてしまうのがすごい能力。
まさに現代の田舎暮らし人の代表者ではないでしょうか!?
田舎暮らしであれこれやってみたいパワフルな方は影響を受けること間違いなし!
こんな凄い方までおられますよ!↓↓
家の前で遊んでるだけでは物足りないし近所迷惑なので山買いました。
11006坪の原生林です。 (画像3)
ウーパ !に憧れて5年。やっとスタートラインに立った^ ^ pic.twitter.com/ViHUGZeOw3— まめっこ (@mamekkotv) June 3, 2019
伝説の田舎暮らしマンガで地方移住の憧れをMAXに!

今回は田舎暮らしマンガを3冊紹介しましたが、関連本はまだまだあります!またシリーズ化してやっていきたと思ってます。
今回のマンガはどれもただの「ハウツー本」などではありません。
「生き方って?」「作るって?」と現代人が心の奥にしまってかくして、向き合いたくない問題を絶妙に表している点が秀逸です。
ぜひ、何度も読んでくださいね!
- 「リトル・フォレスト」を読んで田舎暮らしを想像する。田舎で何がしたいのか考える
- 「夏子の酒」を読みながら日本酒を晩酌する、あ、ちがう。米作りの生産側の想いを知る
- 「ウーパ!」でモノ作りの楽しさを学ぶ
そして【2020年最新】田舎暮らしの本・まとめ8選、人生を変えるかも?では野菜作りや生活スタイルについての役立つ本も紹介してます、ぜひ参考にしてください!
マンガを読んで少しでも田舎暮らしに興味がでた方は
【まとめ】田舎移住を支援してくれる情報サイト集とあなたがやるべき事で必要な情報をまとめています、まずはこれからご覧下さい!


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