今回のテーマは「田舎暮らしは賃貸と持ち家のどちらがいいの?」です!
田舎暮らし賃貸と持ち家どちらがいいの?
これははっきり言って
何を大前提に語るか?の一言に尽きます。
何を基準にするかによって答えが変わってくるのです。
経済的?DIYの醍醐味?子育て?親戚からの譲渡?
みんな持ってる条件が違うので答えの着地点は変わってきます。
そんな家の問題ですが、賃貸と持ち家のどちらが「いまのあなたに」向いているか?という視点でぜひ読んでみて下さい~。

- 田舎暮らしの賃貸の特徴
- 田舎暮らしの持ち家の特徴
- 田舎暮らしの家の選択とは
- 田舎暮らしを考えている方
- 田舎で家を建てようとしてる方
- 都会に住んでいて、地方で家を持つことに興味のある方


田舎暮らしは賃貸と持ち家のどちらがいいの?

田舎暮らしの持ち家の前に、まずは賃貸を見てみましょうー。
持ち家と比較、家賃も安い!田舎の賃貸のメリット
- 初期費用が安い(敷金・礼金もないところも、家賃も安い)。
- 修理の義務は基本的に大家さん(都会なら絶対ですが、田舎ではあいまい)。
- 住み始めるのに時間がかからない。
- 何かあったら引っ越ししやすい。
ぱっと借りられて、ぱっと住み始めて嫌になったらぱっと出て行ける、小回りの利くイメージですね。
田舎の物件はアパート・マンションが少なく、逆に賃料は都会と比べてもそんなに安くありませんが、庭付きの一軒家の方が面積を考えると激安です。
僕の昔の調査です参考に(税込)
・愛媛
アパート4万円/一軒家3万円
・京都北部
アパート4万円/一軒家3万円
・鳥取
アパート5万円/一軒家2万円
持ち家と比較して、田舎の賃貸のデメリット
- 原状回復の義務(一般的には。都会よりもゆるいけど)。
- DIYできない(一般的には。都会よりもゆるいけど)。
- 突然の退去のハプニングはあるある。
- 最新の設備などは一切ない。
- 賃料をいつまでも払い続ける。財産ではない。
田舎暮らしの持ち家生活のメリット

- 財産の1つになる。
- 自由にリフォームができ、住み心地がいい。
- いざとなれば売却可能。
- 家を貸すというビジネスもできる
- ローン返済後は税金と維持費のみ、賃料相当はなくなる。
住み心地がいいように自由にリフォーム、設計できるのは大きいですね。
また最新の設備も導入しやすく、好みに合わせて変化できます。
田舎暮らしの持ち家生活のデメリット
- 何かあったとき引っ越ししづらい。
- 購入するのに費用と時間がかかる。
- ローンを組まないと購入できないことが多い、しかも長期。
田舎暮らしの生活に向いてるのは賃貸か持ち家か?

しかしこのブログでは「田舎暮らしを憧れる方を応援する」がテーマです。
あなたが移住者として、これから田舎で定住していくことをイメージすると僕の答えはこうなります。
「お試し移住期間」は賃貸で住んで、「定住できる確信」ができれば持ち家に住む。
その理由は・・、
持ち家の前に賃貸で、田舎の地域に慣れることができる
移住する前から、1,2年間はのんびりあせらずお試し移住をしましょう。
その時に役立つのが「田舎の賃貸物件」。
とくに一軒家が安く借りられますので、そこで住んでみてちょっと不便、ちょっと寒い、ちょっと修理が必要、という条件にあえて挑みましょう。
大家さんによってはDIYもOKの物件もあるので練習になります。
この期間に人と出会い、いろんな分野の人と交流し、少しでもいいので家屋に関するスキルや知識をみにつけるのです。
ワークショップでも書籍でもいいので、友達の家の壁塗りの手伝いとかでも大きなヒントになります。
良い物件情報はこういう人が持っている!
インフルエンザになったついでに田舎インフルエンサーの魅力について考えてみた
田舎の空き家は自由にリフォームがしやすい

あなたのすきな空間を作り出すことができますし、仲間を集めてセルフビルドも可能。
どんどん、田舎暮らしに必要なスキルを身につけることができます。
ほんの一部でも自分でできれば大きな自信に。
田舎暮らしの持ち家はビジネスがしやすい
お試し移住をへて、いよいよスキルもたまり、地域にも慣れると持ち家も視野にいれます。
繰り返しになりますが、賃貸でどれだけ愛情をかけて住んで、快適にしても「自分のもの」ではないのです。
持ち家であれば、好きなものに囲まれて暮らせる人生の最大のメリットを享受できます。
さらにいうと賃貸時代からビジネスを視野にいれて、仮住まいをすることが大切。
①相続した家の相談に乗る。必要に応じて業者紹介or自身で買取
⇒不動産ゲット
②田舎暮らし相談を受けた人に自己所有の物件を賃貸or売却
⇒収入ゲット
不動産仲介業はせず、紹介手数料は取らない。相談は無料。
困りごとを解決しつつ自分の収入も確保なんて素晴らしい。https://t.co/qpVvsu6k1V
— カンタ / 田舎暮らし広報担当 (@inabigi) January 28, 2020
理想は田舎の中古物件を安く購入で持ち家に。ローンを回避!

賃貸でのお試し移住を経験したあなたは、最低限のスキルを身につけているかもしれません。
そこでおすすめなのが、新築を建てるのではなく、中古住宅を購入し、簡単な箇所は自分でリフォームするという方法です。
- 人脈の構築
- スキルの習得
ができていれば、
- 中古物件の情報
- 一緒にやってくれる仲間
- 相談にのって親身に助けてくれるプロの職人
- さらに移住を考えている後輩
がそろっている可能性が大です。
こういった人たちと一緒に作業をして費用をおさえ、時間をかけながら理想の家を作りあげる過程こそ「田舎暮らしの家の醍醐味」とも言えるかもしれません。
- 僕は200坪の敷地に2階建て母屋、2階建て倉庫、
- 畑付きを土地込みで500万円で購入。
- 300万円ほどかけてリフォームしてます。
- キッチンやお風呂も工夫して安く購入して費用をおさえました。
- 一番の財産は専門分野の人脈が整い、費用面でも助けて貰えたことでした。
住宅ローンは35年と重くのしかかります。個人的には反対です。
構造材がしっかりしていて、何十年も地震に負けずに存在している家屋はまだまだ現役です。
贅沢せず、ピカピカの最新技術の家でなくといいのでは?と思っています。
賃貸と持ち家、それぞれ適切な住み時がある
田舎暮らしで老後まで、賃貸物件に住み続けたらいけないの?

それでもあなたはたまたま見つけた賃貸物件が、とても気に入ってるかもしれませんね。
さらにリフォームも自由、家賃も安い。完璧な条件。
一軒家は個人が貸し出してることが多いのですが、ではその「個人」とはどういう人か分かりますか?
地元の高齢者です
あなたが好きにリフォームして、順調に暮らしている。
そういった時に家主の高齢者が家の管理ができなくなったり、病気などで亡くなってしまった・・。
相続は他の人に引き継がれます。
そうなった途端、契約条件は次の更新では、全くもって違うものにリセットされる可能性が!
つまり大家さんが高齢なので何が起こるかわからない、親族が売却すると言い出すかもしれません。
大家さんはいい人でも、田舎では親戚関係がややこしいので、突然契約が変わったりもするのでローカルルールには悩まされるところです。
田舎の賃貸契約は高齢化の影響がモロにある
田舎の移住生活は賃貸と持ち家、どっちもいいやん!

あなたの基準は何でしょうか?損得?やりがい?立地?
いずれにせよ、「田舎に心身を慣らす」には賃貸スタートがおすすめです~。
- お試し移住や田舎暮らしに慣れるまでは、賃貸物件で暮らす。
- その地域に定住する覚悟や経験がたまれば、持ち家を購入する。
- 培った人脈、スキルを総動員してローンを回避する。
- 賃貸物件は長期になるとイレギュラーなことで契約が止まるので注意
あなたの資金力、そして何を基準に田舎暮らしの家を探すのか?
条件によって答えは違いますが、「損か得か?」で悩む田舎暮らしってなんかもったいないですよね?
だったら両方でいいやんって思うのですが・・、だってそれぞれに良い面もあるし。
あなたが素敵な家に巡り会えますように!


あなたは善し悪しの判断ができますか?
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