今回のテーマは「【徹底比較】田舎移住するなら別荘地はおすすめ?それとも集落?」です!
田舎暮らしで住む場所はメインテーマ。
それによって生活スタイルも大きく変わるよね。
はっきり言って、移住先は星の数ほどあるけれど、住居をかまえる場所は単純に2つしかない。
それが別荘地か集落か。
そしておすすめは別荘地なのか、集落なのか!?
移住者の素朴な悩みを解決していこう!
- 別荘地、集落のメリット
- 別荘地、集落のデメリット
- 「物件」で選ぶなら・・
- それぞれの注意点
この記事は
・これから田舎に移住する予定の人
・別荘地の特徴を知りたい人
・集落の特徴を知りたい人
に役立ちます!
田舎移住するなら別荘地はおすすめ?それとも集落?
田舎移住するなら別荘地はおすすめなのか?集落とどう違うのか?特徴を見ていこう。
別荘地の魅力は?そのメリットを考える
そもそも別荘地とは都会の人が「避暑地」や「リゾート気分」を味わうために一時的に利用する別宅の集まったエリアでした。
日本で一番別荘が多いのが長野県と言われてるのも納得です。
それを踏まえた魅力的なメリットはコレ。
- 景色などがいい立地が多い
- 地元民の中に飛び込まなくてもいい
別荘地とは基本的に「都会の人」の向けてリゾート感覚を味わって貰うための第2の家。
なので、立地条件は比較的よくなります。
あとは、なんと言っても、「集落の自治会や人間関係」から距離をとれること。
別荘地を好む人は、静かに自分のペースで暮らしたい人に人気です。
別荘地の特徴とそのデメリットを考える
別荘地の特徴を考えた時に、まず思い浮かぶデメリットはコレ。
- 更地の場合、合併浄化槽や電気、水道を引かないといけない
- 山林地なら敷地の木の管理が大変
- 実は除雪が大変
もともと家が建っていて、そこを中古で購入するならいいのですが、土地だけの別荘地の場合、費用が結構かかります。
また、別荘地の多くは山林地にあり、木に囲まれてることが多いので管理が大変。
別荘地は町の中心道路から離れたところに立地があることが多い。
なので雪国では除雪車がなかなかこなかったり、別荘地自治会で協力して除雪をしたりしないといけない。
投雪機が各家庭にあるのも納得できる大変さです。
- そもそも別荘を使う人(お金持ち)が減った
- 個人主義になり、ファミリー向けの大きな別荘地に空きが増えた
- 地方の衰退と比例して、全ての土地価格も下落しているから
じつは2020年時点では緩やかな回復傾向にあるけれど、実態はまだまだ厳しい。
なので廃墟になった別荘地あるし、超格安物件もじゃんじゃんでてくる。
別荘余りだね。
怪しい物件や安すぎる物件は、あとで別費用がかかったりするし、何か特別な条件があるので絶対に即決しないように気をつけよう!
そして別荘地に関してはほぼ地元の「宅地建物取引業者」が「免許」をもって紹介などをしてるので、相談するといいでしょう。
→【いま知りたい!】おすすめの新電力を徹底比較<エコな田舎暮らしをめざして>
集落の魅力はどうだろう?メリットを考える
集落の魅力とメリットはコレ。
- 雰囲気と歴史のある物件に出会える
- すでに住宅がある
- インフラが整っている
一般人が別荘地で購入できる在来工法の古民家などはまず存在しません。
存在するとしたら著名な建築家が作った美術品レベルの家屋だと思います。
普段、あなたが田舎暮らしの雑誌やサイトで見る家は、集落物件がほとんど。
そして、移住者でわざわざ集落の中の更地を購入して、家を建てる人もあまりいませんし、そういう選択をする人は地元民の2世、3世が親に建てて貰うパターンです。
なので田舎暮らし移住者は中古住宅を選ぶ人が多いです。
集落の特徴からデメリットを考える
集落の特徴を考えた時に、思い浮かぶデメリットはコレ。
- 歴史のある集落の自治会に参加
- 人付き合いの距離感
自治会の決まり事の深さはかなりあります。
歴史があるので、みんなそのルールには従いますから、もしあなたが「おかしいなぁ?」と感じていてもなかなか言い出せる環境ではありませんね。
あとは、集落は「関わり合って」行事や作業をするのが慣習です。
とてもいい近所の人たちに囲まれれば最高ですが、気難しい人ばかりだとストレスはかなりあるでしょう。
田舎移住ならおすすめは別荘地と集落のどっち?比較して確認!
田舎移住ならおすすめは別荘地と集落のどっち?比較して確認!
- 立地がいい
- 集落のような人間関係がない
- 自分のペースで暮らしやすい
- インフラが未整備のことも
- 土地の管理が大変
- 除雪が大変
良くも悪くも「自分でなんとかする」というアプローチの方法になっていきますね。
その分マイペースで暮らしやすい。
- 古民家などの物件が豊富
- インフラが整っている
- もともと住宅がある
- 自治会などの参加と回数の多さ
- 近所付き合いの当たり外れ
素敵な中古物件に出会えるのは集落ですが「団体」で暮らしていく意識が高いので、挨拶すらおっくうで、面倒くさい人はまず無理。
では次は、もっとも移住者が気になるポイントを解説してみます!
別荘地がおすすめ!住宅をゼロから建てたい移住者向き
田舎移住で大きなテーマが「住宅」
別荘地がおすすめなのはゼロから家を建てたい「セルフビルダー」や「ログハウスビルダー」の移住者
集落の中の売り地でもできるけれど、立地と周囲の環境を考えると、圧倒的にこの選択をする人が多い。
別荘地がおすすめなのは、区画整備されていて更地ならゼロから設計しやすいところ。
自宅をセルフリノベして、一部解体作業もした僕が感じたのは「改修よりもゼロから作った方がカンタンやな!」ということ。
中途半端な制約がないので、むっちゃやりやすいハズ。
別荘地はゼロから設計して住居を作りやすい
集落がおすすめ!古民家などの物件をリノベしたい移住者向き
集落がおすすめなのは古民家などの物件をリノベしたい移住者さん。
ここ最近、リノベーションブームですが、そのもとになるいい物件というのは、なかなか別荘地に存在はしません。
田舎暮らしに憧れる移住者の多くは「在来工法=在来軸組工法」と呼ばれる、日本式家屋の造りに興味がありますね。
- おしゃれに梁をみせたい
- 漆喰壁を塗りたい
- 和室が欲しい
そういった夢を叶えるならば、集落にある空き家物件を狙うのがおすすめです。
古い家屋+新しいモノが産み出す、特別な価値は唯一無二のもの
別荘地や集落に田舎移住する人が注意すべきポイントは?
別荘地や集落に田舎移住する人が注意べきポイントも見ておきましょう!
別荘地をおすすめされたら注意すべきこと
- 地目の確認
- 接道義務
- 上下水道、浄化槽
「地目」(ちもく)というのはその土地の「使い方」をあらわしたもので、「農地」や「宅地」といったものがあります。
一番やってはいけないことが「市街化調整区域」の別荘地を選ぶこと。
そもそもそんな所を「別荘地」っぽく売り出してるのもどうかと思うのですが、「市街化調整区域」はさまざまな理由で「住宅」を建てるのを見合わせてる土地です。
なので土地をルンルンで買ったものの、いざセルフビルドで建てようと思った矢先にストップがかかると大損ですよね。
「接道義務」とは住居を建てる時には、決められた道路と2mは土地が接していないといけない、というルールです。
なのでコレを満たしていないマニアックな別荘地を買うと、家が建てられない、または余分に工夫しないといけない場合がでてきます。
最後が、インフラの一つ「上下水道」
なにもない土地から家を建てる場合は、合併浄化槽も設置しないといけないので、費用もかかりますし、行政に申請して水道もひいてもらわないといけません。
この問題を解決するならば、別荘地の中古物件を買って住むか、改修するか。
インフラ問題は費用がかかるので要注意ですね!
こういった「地目」や「接道義務」に関しての情報も宅地建物取引主任者がいる業者で確認ができます!
さらに個人でも別荘地やその付近の隠れ物件の情報は集めておきましょう、現地の宅建業者とも話が合いやすく、スムーズに紹介までたどり着けます。
相場価格もわかるので、現地訪問までに自宅でネットや物件情報の取り寄せで研究しておくのが賢いやり方。
カンタン無料登録でポータルサイトに掲載されてない非公開物件も届く、
46都道府県対応なので気になる地域の情報も集まりやすくなる。
まぁ、ダメ元でもいいので無料資料請求ならやっておいて損はないでしょう。
集落をおすすめされたら注意点すべきこと
- いきなり物件購入はやめよう
- 空き家の状態を徹底して確認
- 近所の特徴を知る
はい、coccoblogのおなじみのフレーズ発動です。
「お試し移住」しましょ、「仮住まい」しましょ、「借家」から始めましょ。
段階を踏むことによって、物件情報がもっと集まりますし、あなたの田舎力(DIY、体力、人脈)もレベルアップしていきます。
その中で気になる集落の情報を集めていきましょうよ。
特にコレ
- その集落や気になる空き家の近所の特徴を知る
- その集落に他に移住者がいないか調べる
やはり、集落の中の中古物件を狙うなら、その集落の特徴も知っておきましょう。
- 「移住者に寛容か?」
- 「他に移住者はいないか?」
- 「自治会に他にはない特別なルールがあるのか?」
- 「近所に有名なトラブルメーカーがいないのか?」
めちゃくちゃいい物件に出会えても、その周辺の情報を疎かにすると・・、プチ地獄ですよね?
集落は別荘地よりも「物件+地域性」に重点をおいて考えましょう!
(もちろん別荘地にも、別荘地特有の自治会や人付き合いがありますよ。集落よりも緩いです)
いい情報は先輩移住者や田舎インフルエンサーからゲット!
インフルエンザになったついでに田舎インフルエンサーの魅力について考えてみた
徹底した「空き家見学」を繰り返しましょう!
中古で安いといえども「高い買い物」には変わりないですしね。
家選びに関しては以下を参考にしてください、僕の経験の全てが網羅されます。
必ずお役に立てますから!
知らなきゃ損!田舎に住みたい家を見つけたらチェックすべき6つのこと
【note】空き家見学に持って行ける「点検項目チェックリスト付き」
【後悔しない空き家見学】押さえておくべき6つの点検項目&【特典】チェックリスト付き
さぁ、田舎移住するならどっちを選ぶ?別荘地それとも集落?
さぁ、田舎移住するならどっちを選ぶ?別荘地それとも集落?
- 別荘地はマイペースで暮らしやすい
- 別荘地特有の土地問題に注意すること
- 宅地建物取引業者をつかうこと
- 集落は素敵な在来工法物件が多い
- 集落へはしっかり調査してから、入ること
それぞれに移住者にとってメリット、デメリットがありましたね?
どちらにせよ、カンタンには決めず現地に何度も通って、今日お伝えした注意点を中心調べることをオススメします!
親身になってくれる宅地建物取引業者に出会えると、心強い!
地域の別荘も集落の空き家も把握してる可能性があるので、評判のいい業者をお試し移住中に聞き込みしておきましょう!
土地や空き家の相場がわかれば、それだけ現地入りした時の調査効率が変わるのは目に見えてますもんね?
自治体のもってる家情報に加えて、ダメ元でもいいので
少しでも戦略的に効率よく探すなら、使えるサービスは利用しておきましょう、無料ですし。
別荘地でも集落でも、どちらでも田舎暮らしはできるので、あなたの生活スタイルと作り上げたい家の形をイメージして考えてみてくださいね!
参考になれば、では!
あなたは善し悪しの判断ができますか?
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