今回のテーマは「農業は大変。ちょっとまって、田舎で農家!?【○○のみ考えていると失敗します】」です!
✅農業の種類
✅農業の大変さ
✅農業で失敗しない為に考えること
✅農業で失敗する理由
✅農業に代わる暮らし
この記事はこんな方に読んでほしい!
- 田舎暮らしで農業を考えている人
- 農業がどういったものか知りたい人
- とにかく野菜や米を作って暮らしたい人
農業は大変。ちょっとまって、田舎で農家!?【○○のみ考えていると失敗します】
農業も大変ですが、田舎ならではの仕事というと、林業、漁業、猟師、牧場、観光業(ガイド)なども考えられます。
今回のテーマである、農業に関しては大まかに米と野菜果物と2つに分かれます。
農業で稲作農家は大変なのか?
農業で稲作農家は大変なのでしょうか?
1反は約300坪、1000平方メートルです。
この面積で慣行農法の場合、肥料をやって除草したとすると・・
✅8俵(480キロ)収穫できると大成功。
✅お米をJAに卸すと買い取り金額は10キロで2000円~3000円程度。
✅1反で10万円くらいの売り上げ、ここから経費が引かれる。
✅トラクターやコンバイン、倉庫、軽トラを揃えると数千万円かかる。
あとは農法を変えて自然農法に切り替えたとしても、土が肥えるまで数年かかります。
さらに肥料や除草も薬に頼らないので作業量は膨大に。
自然農法支持者の方は主として手作業を好み、機械化を避ける傾向がありますので身体への負担はかなりあります。
いかがですか?約300坪で5~6ヶ月かけてお米を作って売り上げは10万円くらい。
では稲作農家をどうやって生活しているかというと…
そもそも「専業」ではなく「兼業」。そして補助金に支えられている
絶対ではありませんが、このパターンです。
サラリーマンをしてGWに田植えをして秋の連休に収穫という感じです。副業ですね。
あなたが稲作をやってみたいと思うなら、まずは・・
✅法人会社に就職して経験を積む
✅もしくは、兼業として挑戦する
就農支援の制度もありますので利用して一歩一歩すすんでいきましょう。
農業の補助金制度について詳しくはこちら→農業の補助金制度と仕組み
就農支援について→新・農業人ポータル
【比較】田舎暮らしするなら農業か農的暮らしか、どちらがいいのか?
農業で野菜・果物農家は大変なのか?
農業で野菜・果物農家は大変なのでしょうか?
米農家にならんで人気のあるのが野菜農家。
色とりどりの野菜を有機農法で作ってみたい、と誰もが憧れます。
- 屋外で自然の中で栽培されている方法。
- 設備などの初期費用がそこまでかからない。
- 比較的手軽に始められる。
- 機械も動き回るスペースもある。
- その反面、悪天候に弱く、獣害にも悩まされやすい。
- 主にビニールハウスなどの施設内栽培。
- 温度をコントロールできる。
- 安定した品質を保つことに優れている。
- その反面、初期費用がかかり数百万円~数千万円ほどかかる。
- ハウス自体が台風や積雪に弱い。
野菜果物の醍醐味はなんと言っても農家のこだわりが反映されやすい業種ということ。
種は?品種は?土作りは?肥料は?農法は?
これらを考え、すばらしい野菜を作り上げることはセンスと努力の賜です。
また稲作と違い年間を通しての栽培が可能で、夏野菜、冬野菜とハウス技術を使えば収入が切れることはありません。
しかし稲作と違い野菜は世話が大変~。
なぜなら品種によって全ての栽培方法が異なるからです。
トマトは水気を嫌い、里芋は湿気を好みます、ほうれん草は酸性土壌では育たず、かぼちゃは面積を必要とします。
農家にとって全滅はその年の収入がなくなることを意味します。絶対に避けないといけないことです。
野菜果物もお米と同じくJA に卸すとそんなにお金にはなりません。
最近の傾向が地方の「道の駅」での販売です。
個人の名前で売れるので差別化しやすく収入も上がります。
有機野菜や果物を作って最も品質がよく新鮮なのは収穫したその日。
なので消費者までの距離が遠いほど劣化していきます。
ネットで野菜をお届けビジネスであっても、送料と品質を考えると可能な品種などは限られるかもしれませんし、プロの農家のレベルを超えていくのは至難の業でしょう。
✅修行は必要
✅法人に就職か個人農家で勉強する
✅生計を立てるレベルなら自己学習だけではほぼ無理
品種のリスク分散とセールス方法の研究も必要。
身体的負担も経験して初めて大変さがわかると思います。
酪農一家のすごい作業量のわかる今話題のマンガ⤵⤵
【これで移住できました!】田舎暮らしをするなら読むべき本8選。
農業は大変で○○のみ考えていると移住を失敗する!
農業は大変で、ちゃんと準備しないと移住の失敗の原因になりやすい職業。
田舎暮らしでの農業における一番のイメージは「自然の中でのびのび仕事ができる」というものではないでしょう?
イジメもないですし、あなたを搾取することもありません。
ではいったい何が本質なのでしょうか?
それは「あなた自身が直接投影されている業種」だということです。
あなたの全てが自然環境下で現れる業種です。
気力・体力・資金・技術・アイデア・マーケティング全てです。
これらがバランスを取り合いながら動作しないと実現できない業種なのです。
ですので理想のみ考えていると失敗します。
私の周りでも移住者で農家をしている友人達がいますが、もの凄い作業量と労働時間。
子育て世代ならなおさらです!
昨今の台風のたびに
と言っていましたし、獣害も厄介。
手塩にかけた野菜達が一晩で食われ尽くされ、泣くほど悲しく無気力に・・。
もしあなたが今の暮らしの中ですでに体力・資金・アイデア・マーケティング能力があるならあとは気力と技術にかかってきます。
こればかりは実際に飛び込んで経験していくことですので
「今できること」と「経験してできること」を
わけて準備するようにしましょう。
知らないの?田舎暮らしのトラブルは人間関係だけじゃない!○○もある
農業が大変なら田舎暮らしはこれで解決!
✅農業は大きく分けて2つある
✅稲作農家は兼業農家がほとんど
✅野菜農家は路地とハウスで全然違う
✅研修や修行は必要、体力も必要。
✅田舎暮らし憧れさんは農的暮らしがオススメ
想像よりも大変なのが徐々に分かってきたのではないでしょうか?
人の命を支える素晴らしい仕事であることは間違いありませんが、続けて行くにはさまざまな条件を乗り越えていかなければなりません。
若い方なら体力もあるかもしれませんが、定年でリタイアされた方などはプロの農家でやるには選択を絞って、練りに練ってやっていくことが必要だと思います。
移住して農業がしたい!
たまに聞く話です
「業」の前に
「趣」で始めませんか?
先ずは家庭菜園から
レンタル畑や田んぼから
焦らなくて大丈夫👌
耕作放棄地はまだあなたを待ってる!
— @505cocco (@505cocco) November 1, 2019
もしかしたら「農作業全般が好き」ではないですか?
農業と農的暮らしは似て非なるものです。
農業はビジネス。
戦略や経済も頭にないと、これからは続けて行くことは非常に困難で、新規参入ならなおさらです。
しかし、もしかして、あなたが漠然と
「米や野菜を作って田舎で暮らしたい」と思っているならそれは農的暮らしです。
他の仕事をしながら自分や家族の為に作り消費するスタイルは容易で可能。
地方には耕作放棄地がたくさんあります。
そこで田んぼや畑を借り、ノルマや生計に左右されずに栽培を楽しむことができます。
そして地元の農家の方々は、すばらしい技術や知識を持っており、田舎ならではの交流で勉強になる情報をもらえるかもしれません。
自然農法も導入しやすく、パーマカルチャーや半農半Xなどが当てはまります。
まずはあなたがやってみたい農法やテクニックを勉強し田舎暮らしで実践してみてはいかがでしょうか?
農的暮らしはあなたの理想を叶えやすい方法だと言えるでしょう。
このポイントは非常に大切な選択ですので、しっかり考えて田舎暮らしを楽しんでください。
農的暮らしを叶える準備として、今の都会暮らしでも学べるスタイルがあります
たとえば菜園アドバイザーが教えてくれる【シェア畑】や【マイファーム】
ぜひ、取り入れて農的暮らしにつなげましょう!
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