今回のテーマは「田舎暮らしは自治会の参加で、印象の8割が決まるって知ってました?」です!
自治会って、人付き合いが多くて、仕事もあって会費もとられる嫌なイメージがありませんか?
僕もそうでした。
しかし、段階的に自治会に入る事によって不安も軽減され、イメージが変わってきました。
自治会に入る、入らないでその移住者の印象が、決定づけられるのです。
移住後の暮らしを左右する、田舎暮らしの自治会について解説します!
- そもそも自治会ってなんだ?
- 自治会の活動とは?
- 自治会の入り方
- 移住者が自治会に参加するメリット、デメリット
・これから田舎暮らしを目指す人
・田舎の自治会に不安がある人
・移住して、これからどうするか考えている人
田舎暮らしは自治会の参加で、印象の8割が決まるって知ってました?
田舎の自治会に参加する、しないで印象が変わるのかを見ていきましょう。
田舎暮らしの移住者の疑問「自治会」ってなんだ?
- 地域自治のための任意団体
- 一定地域に住む住民を会員とする
- 防犯・防災・健康・安全の促進
- 世帯ごとの加入
- 基本的には加入するのが基本的な理念
- 地域のさまざまな課題を解決する
- 市区町村からの情報の連絡、要望を上げる
- 祭りや冠婚葬祭の準備
- 地域環境を整える
などが自治会の役割になります。
田舎の自治会に入ると、どんな仕事があるの?
✅自治会の川掃除ってどんなの?
【内容】
・年1回
・集落を貫く川の浅いところのゴミ拾い
・藻の撤去
・土手の草刈り【時間】
・8時半から昼過ぎまで
・農家は夕方まで【不参加】
・欠席代4,000円払う【報酬】
・お茶
・草刈り機の替え刃🐸↑替え刃は助かるゲコ✌
— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) April 27, 2020
- 草刈り 年1回(農家は3回)
- 川掃除 年1回
- 神社の清掃 月1回(老人会のみ)
- 自治会館の清掃 年1回
- 消防団
- 子供会
- 婦人会
- 除雪 (冬のみ重機で)
- 融雪装置の点検 年1回
- お祭りの開催
- 運動会など
消防団や婦人会は、必須ではありません。
婦人会
・女性が参加する地域の社会活動。
・イベント時の炊き出しや、子育て世代の声かけ、交通安全の促進など。
・現状は高齢者がほとんどで、婦人会がないところもある。
消防団
・男女ともに参加可能。
・定期的に消火活動の練習をするために集まる。
・火災時には駆けつけて、消防士と連携し消化にあたり、手当もでる。
田舎暮らしでわかった自治会の会費
✅田舎暮らしの登竜門
🔽自治会に入るとかかる費用
・入会金 ¥20000
・自治会防災無線 ¥18000
・事業資金積み立て金 ¥12000/年
・協議費 ¥12000/年
・氏子代 ¥4000/年
・除雪費 ¥2000/年
・川掃除欠席 ¥4000/年絶対かかってくる費用は年3万円ってとこかな。🐸
皆さんはどうですか?— こっこ@田舎暮らし案内人ブロガー (@505cocco) April 26, 2020
これが実際にぼくが住んでいる地域の自治会費です。
僕が住んでいる田舎は市の防災無線放送に加えて、自治会防災無線も設置義務があります。
正直、事業計画書などを見ましたが、移住者にはちんぷんかんぷんです。
移住者が田舎の自治会に入るメリット
田舎暮らしは自治会の参加で、印象の8割が決まる
もう、これに尽きます。
- 学校=移住先
- 転校生=移住者
- 引っ越し=移住
- 教室で=自治会に
- 自己紹介=参加
こんなイメージです。
もし挨拶や自己紹介もなしに、教室の片隅のイスに座っていたら不気味でしょう?
みなさん、不便な田舎にわざわざ来る人に、少なからず不安も入り交じった興味をもっています。
・何しにきたのか?
・どんな仕事か?
・家族はいるのか?
・名前と顔を覚えたい
これが分からないと、いつまでも憶測だけで噂され、勝手にイメージ像が作られてしまいます。
「土地を買い占めに来たんだ」「怪しい商売をするんじゃないか」
などが典型例です。
これらを一気に解決して、地域住民の疑問と不安を取り除くだけで、あなたの印象はがらっと変わり、長い目で見れば住みやすくなります。
- いざというときの防犯、防災の連携
- ご近所のメンバーの把握
- 子育て世代は子供の夏祭りの参加
- 地域の環境美化
- 火災時の消火活動
などがあります。
都会は個人で問題を解決したり、防犯・防災しますが、田舎はチームでやるイメージですね。
自治会のメリットは万が一の連携と子供の交流
田舎の自治会のデメリット
- 会費がかかる
- 仕事がある
- 人付き合いがめんどくさい
ぼくの地域で会費は年間3万円。
当然、入らなければ節約できますし、ぶっちゃけ加入しなくてもそこでの生活はできます。
仕事は草刈りや、清掃といったものがあり、年に数回みんなで作業。
人付き合いで多いのが、会議や、食事会などですが、主に役職についている人が出席する傾向にあります。
移住者よりも地元民の方が、人付き合いは濃く、逆に言うと移住者にはそこまで最初からは求められていません。
出費と清掃活動
田舎の自治体のメリット・デメリットまとめ
- 万が一の時の連携と避難
- 子育て世代の交流
- 地域からの信用・安心
- 出費
- 清掃活動の参加
- 数年たって馴染んだころの人付き合い
自治会に加入しなくても生活はできますが、全国ではトラブルも発生していて、
など、実際にあり裁判になったケースも!
どうしても田舎暮らしで自治会に入る勇気がないなら
田舎の自治会を完全にスルーする鉄の精神
無視できます。
その代わり、いろいろ言われたりします。
ゴミを捨てさせないがあるあるパターンですが、田舎暮らしならば生ゴミは堆肥に、他のゴミは貯めて役所か、ゴミ処理場に定期的に持ち込めばOK。
いっそのことキッパリ線を引いて、人付き合いもしない方法。
子供がもしいると、人付き合いは絶対に発生しますので、向いているのは子育て世代以外になりますね。
田舎の自治会を和らげる住宅に住む
移住先の住宅を「別荘地エリア」に限定します。
「別荘地=移住者、都会の人」がほとんどですから、みなさんの考え方がおおむね一致してます。
面倒くさい人付き合いはなしにして、のんびり暮らそうよ、各自で。
この考えがあるので、集落や町の自治会よりもやや緩いです。
別荘地に古民家なんかありません。
セルフビルダーが夢の家を建てるのも別荘地が多いです。
自治会が嫌なら田舎暮らしは移住者と人口の多いところを選ぶ
人が多ければ、仕事が分散しますし、同じように加入しない人も多いはず。
役職も回ってくる順番や回数も少なくてすみます。
また、人口5000人の所よりも10万人の大きな町の方が、人付き合いや文化も全然違うので、濃い人付き合いも変わってくるでしょう。
さらに移住者の多い所にいけば、自治会があっても住みやすい証拠ですし、何かあれば助けて貰えます。
でもぼくは自治会に入る事にしました。
徹底解説!田舎の移住者の自治会の入り方
- 〇〇区・115世帯ほど
- 区長は2年交代
- 「組」制度で1組~17組まで
- うちは2組で8世帯
- 組長は1年交代
- 役所→区長→組長→組に連絡・配布物
- 区民は全員、神社の氏子になる
これをもとに説明します。
自治会に入る準備段階
まず、ぼくが1年かけてセルフリノベーションした住宅は長年空き家でした。
その持ち主は、元・区長経験者で老人会の代表の人。
つまり、その人は集落でも有力者です。
ラッキーだったのはその人が人格者でユーモアもある、話しやすい人だったこと。
初めての1年経過・・。
次の2年目経過・・。
自治会に加入後、しばらくして・・
やり手のおじいちゃんでした。
田舎の自治会の入り方
2年を経て自治会に参戦!入り方はこんな感じでした。
- STEP1期日までに準備するもの
- 加入申込用紙
- 加入金2万円
- 区民2名の保証人の確保
- STEP2最初に支払うお金
- 事業資金積立金 12、000円
- 協議費 1期目 4000円
- 氏子奉納金 前期 2000円
- STEP3新年度の区総会に出席
- 自治会館に集合
- 80名ほど参加
- 物々しい雰囲気で緊張、若い人いない
- STEP4自己紹介
- 区長さんに紹介される
- 全員の前で自己紹介
- 「あれが噂の移住者か」と少しざわつく
- STEP5終了
- 自己紹介だけして途中退席
- 後は地元民しかわからない、事業や権利の話
- よく声をかけてもらえるようになった
こういった流れで、無事に終了でした。
良くも悪くも、移住者は「よそ者」扱いなので、適度に放っておかれた方がかえって気楽な場合もあります。
しかし、この自治会加入をして転校生としての挨拶ができたので、周囲からの変なイメージもなくなり、長い目で見れば暮らしやすさに繋がると思います。
田舎暮らしで移住者が自治会に入った、その後
組長さんから配布される自治会の行事に目を通し、「草刈り」「川掃除」は必ず参加をめざしました。
田舎暮らしなので草刈りは慣れてたし、作業中は一人なので気楽ですし。
年に1回のその作業に参加するだけで、「この移住者は足並み揃えるな」と評価して貰えます。
目立ったことも、狙わず、そつなくこなすイメージですね。
実際、作業後には区長さんから
と言って貰えました。
でもきっと地元民が感じる自治会の大変さと、移住者のそれは違います。
しがらみや、人間関係はもっと縛りがあるのが見ていてわかります。
移住者が、最初からそういった濃い関係や、重職について動き回るということはまずないでしょう。
地元民と移住者では自治会の関わりの深さが違う。
印象が決まる田舎の自治会。あなたはどうしますか?
- 移住者の自治会参加は転校生の挨拶
- 地元民は安心したい
- 子育て世代は入ったほうがいい
- 田舎の自治会が無理なら、「スルー」「住む場所」「人口」で考える
この自治会問題も、ある程度は「お試し移住」で解決できます。
借家住まいを経験している間に、同じ地域でも違うところの印象を調べていくのです。
行政の人に聞いても良いですし、移住者にも相談してみます。
・「〇〇地区は以前に移住者が嫌になってでていったよ」
・「□□地区は、人気で住みやすいよ!」
といったことが参考になります。
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